うさちゃんが排泄した糞に見られる虫ですぐに思い浮かぶものは蟯虫（ギョウチュウ）だと思います。うさぎ蟯虫という線虫によっておこる病気です。この寄生虫はうさちゃんの肛門の周囲の皮膚に産卵するという特殊な方法です。そのため、うさちゃんが体のお手入れなどで肛門付近を舐めて付着した虫卵を舐め取ることで再び感染したり、排泄される時に虫卵が糞の表面に付着して他のうさちゃんへの感染源にもなります。実は多くのうさちゃんに寄生しているともいわれていますので、症状が出る場合とそうでない場合にはうさちゃんの体調なども関係していることも考えられるのです。免疫力などが下がっている場合などに症状として見られるケースも少なくないようです。成長期などでは体重増加が止まる、遅くなる場合などもあるようですので、慎重に観察いただくことは大事だと思います。多くの場合は無症状で元気もある様子も見られますが、やはり一度は獣医師に診ていただくことが必要です。うさぎ蟯虫であるのか、他の寄生虫の疑いがないのかということは、実際に診ていただくことでわかることですので、糞を持参されながらぜひ早めにご相談いただくとよいと思います。生後４か月ですので、これまでの成長状態を確認いただくよい時期だと思います。ぜひご相談ください。