食欲があることはとても心強いことですが、水を自ら飲んでくれないようですので、確かにこの先気温が高くなったりすることでもより心配だと思います。病院では直接の原因などが見当たらないということですが、これまで一緒に過ごしていた飼い主さんの観察眼から、理由が見えてこないかを引き続き探っていただきたいと思います。症状として見られ始めた際に環境の変化がなかったか、なにか見えてくることがないかを改めて振り返っていただきたいと思います。そして与え方を見直していただくことはとてもよいことです。ボトルで与えている場合でも、器と併用して与えることで飲み進める場合もあります。使用しているボトルも水が出にくくなっていないか、設置場所などを見直す必要がないかということも合わせて再確認していただきたいと思います。スムーズに飲めないような状況が生まれていることで、いつもと違うと感じて行動が変化している場合などもあると思います。また器で与える場合も同様に、こちらのうさちゃんが飲みやすい環境であるかという確認も大事なことです。こちらのうさちゃんの性格や生活スタイルなども考慮しながら、どういった与え方であれば興味を示してくれるのかを引き続き探っていただくことになるようです。生野菜から水分も補給できますが、これまでどのぐらいの水を飲んでいたのかということでも、取り込んでいる量の違いは出てくると思います。ご自宅でシリンジなどを使って与えることができるのであれば、チャレンジしていただくこともひとつの方法だと思います。うさちゃんによっては飼い主さんとの触れ合いを求めている時などもありますので、そういった理由がないかも思い返してみてください。逆に強制して与えることが大きくストレスになってしまう場合は、やはり通院いただくという判断になるのではないでしょうか。通院後のうさちゃんの様子なども観察いただきたいと思います。確かに通院もストレスとなりうることですが、繰り返している通院によって、そのこと自体がうさちゃんの生活リズムになることでストレスの度合いも違ってくる場合もあります。点滴によって脱水症状が回避できているのであれば、やはり獣医師にご相談いただくことになると思います。取り込む量が変化した水分量でもおしっこが出ていることは安心材料ですが、その状態なども確認いただきながら不安が残る時には獣医師にご相談いただくことが一番です。