お迎えして３か月ですから、今の環境にも十分に慣れてきていると思います。飼い主さんのことも大好きで一緒に遊びたい、かまってほしいという言葉として近寄ってきてくれている様子はとてもかわいいですね。足元でくるくる回る様子などもそういった言葉として捉えていただけますが、この状況によってうさちゃんが興奮してきますので、そうすると行動がエスカレートしてくることも多いのです。飼い主さんに対して掘るような仕草のほか、噛んでしまう行動に発展してしまう場合も少なくありません。甘噛みということではあっても、今後より興奮した場合に更に行動がエスカレートして甘噛みではなく強く噛んでしまうことも考えられることですので、今の段階でどう対応できるかを考えていただくことは大事なことです。噛んではダメだということを教えるには、噛まれた時にその場その場で痛いということをうさちゃんに伝えてください。大げさに痛いことを伝えてもよいほどです。うさちゃんも興奮していますので、その興奮を収めて冷静になってもらうためにもうさちゃんの動きを止めて、しっかりと言い聞かせてあげる対応もとても大事です。甘噛みされた後に飼い主さんがこれまでどういった態度を取っていたのかということも振り返りながら、噛んではダメだということがうさちゃんに伝わるように接していただきたいと思います。そして、思春期に入ることでも飼い主さんの足元へと興味を示す行動を見せることがあります。男の子であれば発情することでも足元をくるくる周りマウンティングの行動が見られることもあります。発情の他には縄張り意識が高い子であれば、男の子に限らず女の子でもこのマウンティング行動が見られることもあり、うさちゃんが自分の縄張りの中で勝手に動かないでといった気持ちの行動ともいえると思います。もしそういった状況も考えられるような場合は本能からも見られている行動でもありますので、１００％やめさせることは難しいですから、与えている環境なども見直しながらどう接してあげられるのかを考えていただくことになります。飼い主さんが立ち上がるとみられ始めるようですから、どこに行くの？何をするの？遊んでくれるの？といった気持ちも感じられますので、遊ぶ時間をうさちゃんにも明確にして思い存分一緒に遊ぶことなどもひとつの方法です。それ以外の場合はうさちゃん専用の遊び場をサークルなどで仕切った中で過ごしてもらうという対応もあるのではないでしょうか。またうさちゃんを抱き上げてみることでも反応を観察できると思います。基本的にうさちゃんは抱っこが苦手ですから、捕まえられたくないという気持ちでこれまでとは行動が変わることも考えられると思います。スキンシップが好きな子であれば抱っこされてうれしい、もっと撫でてといった様子なども見られるのかもしれませんので、どういった反応が見られるのかを探ってみていただきたいと思います。思春期に入っていれば、これからもっといろいろな行動なども見られてくることが考えられます。うさちゃんを取り巻いている環境全体を振り返りながら、うさちゃんも飼い主さんもお互いがストレスなく過ごせる環境を見つけていただきたいと思います。