ケージにサークルを繋げた環境の中での毎日の運動時間ですから、きっとうさちゃんもこの時を楽しみにしていることだと思います。この時にサークルの外へ出たいという好奇心旺盛な様子が見られています。うさちゃんの性格ということもあると思いますが、飼い主さんが過ごしているところや飼い主さん自体への興味もあるのではないでしょうか。この時にサークルの側で一緒に過ごしてみることやサークルの中に入ってみることで、うさちゃんの様子に変化があるのか、外への興味が落ち着くのかどうか探っていただくこともできると思います。サークルの外へ出られると理解してしまうとその行動を繰り返しますので、そうさせたくない場合はうさちゃんの行動を先読みして対応いただくことになります。サークルの隙間にすのこでガードをつけていただくことは良案です。サークルを齧る行為を見せるうさちゃんにも適した対応でもあります。そして隙間がだめなら次はケージの上に飛び乗ってみせる様子も、ジャンプ力のあるうさちゃんですから簡単に見せると思います。この行為もそうできると覚えることでやはり続けて見られる行動となってしまいます。こちらも先ほどの隙間対策と同様に、飛び乗ることができない環境を考えていただくことになります。お使いのサークルやケージによっても異なってくることですが、サークルへ天井をつけることや、ケージの上に乗れないようにガードを付けてみることになるようではないでしょうか。天井もサークルと同素材のもので取り付けができるのであればよいですが、そうできない場合などでも大きめの布類、例えばバスタオルやシーツなどの布物でも試していただけると思います。ケージの天井とサークルの天井が同じ高さになれば、ケージへと飛び乗ることができなくなります。ケージに乗れないようにガードをすることができればよいわけですので、どういった環境を作ることができるのかをこちらのお宅のケージやサークルの状態に合わせて考えてみていただきたいと思います。そしてサークルの中で遊ぶこともへやんぽです。制限がないお部屋全体の環境を与える必要が必ずしもあるわけではありませんので、それぞれのお宅ごとでルールを決めていただければよいのです。こちらのうさちゃんの個性に合わせて、ルールがある中のへやんぽを十分に楽しんでもらえる環境を考えていただければよいのだと思います。サークルの範囲を広げてみることや、もちろんサークルを外した環境を与えることでもよいわけですが、危険がない環境を与えてあげることのほか、行動できる範囲を縄張りとして捉えてしまうことで、ケージの中での過ごし方に変化が見られることも考えられます。生後３か月を向かえていますので、早い子であれば思春期などにまつわる行動なども見られ始めることもありますので、うさちゃんの要求を受け止めて環境を与えることもひとつの対応ですが、その後にどういった行動が想定できるのか、問題行動へと発展してしまった場合の対応方法なども頭の隅に置きながら、こちらのお宅のルールを探していただくことになるようです。体の成長状態なども確認しながら、危険のない中で過ごしてもらえる環境を考えていただきたいと思います。