２週間ほど前から見られている行動ですので、やはりその前後でうさちゃんだけではなく飼い主さんの動向なども含めて環境の変化がなかったか振り返っていただくことは大事なことです。些細な変化でも敏感に察知して行動が変化することも少なくありません。毛が抜けてしまい皮膚が露出している様子ですが、赤みなどの炎症が見られていない様子ですからこの点はひと安心できますが、気になる様子を続けて見せているようですと、範囲が広がってしまう可能性も捨てきれないことだと思います。へやんぽの最中には気にしている様子がないということは、ケージの中で過ごす際に見られているということでしょうから、このケージの中の環境も振り返っていただくことも大事です。ケージ内での過ごし方が退屈などでついつい癖のように行動を繰り返している場合も考えられますので、おもちゃなどで楽しく過ごせる環境を考えていただくこともひとつの対応といえると思います。こちらのうさちゃんが興味を示してくれるようなおもちゃなどを取り入れてみてはいかがでしょうか。また牧草もいつでも食べられる環境もとても大事です。歯の摩耗や腸内環境も整えてくれますが、ストレスの軽減などにも実は繋がります。牧草を食べている量なども改めて確認いただきながら、よりよい環境を考えてみていただきたいと思います。目に見えた炎症などがないという場合でも、病気が隠れている可能性も考えていただきながら、不安なまま過ごさずに一度かかりつけの獣医師にご相談いただくほうがよいと思います。実際のうさちゃんを診て何が起こっているのかを探っていただきましょう。