４か月を迎えようとしていますので、そろそろ思春期に関連する行動なども見せ始めてくることがあると思います。部屋んぽの環境にわらのボックスを設置したことで、その場でおしっこが見られるようになっています。またトイレの使い方にも変化が起きていますので、トイレの縄張りがこれまでのケージの中ではなく、部屋んぽの環境の中のこのボックスへと移った状況とも考えられるようではないでしょうか。うさちゃんの行動範囲が広がることで自分の縄張りを示すためにも、おしっこや糞でにおいつけを行うこともあります。ただ今回の場合は、ケージの中に設置しているトイレも使わずに飼い主さんの帰宅まで我慢している様子も見られていますので、うさちゃんにとってのトイレの場所の認識が変わってきているのかもしれません。こちらに同じような質問を頂戴することもあるのですが、わらや牧草があることでおしっこしてしまうケースも少なくないのです。トイレのしつけを行う時に、牧草をトイレに取り入れてみることでトイレへと誘導できることもあるぐらいなのです。このわらや牧草などの素材に対してトイレの場所を認識し始めているようならば、ケージ内のトイレへとわらのボックスの一部や牧草などを置いてみて、うさちゃんの反応を探ってみていただくこともできると思います。お尻周りの汚れの不安もありますので、ボックスを一旦撤去していただくことも対応方法のひとつです。またわらや牧草ではなく、部屋んぽの環境の中のひとつの場所をトイレの縄張りとして決めているのであれば、わらのボックスを取り除いたとしてもその場所へとおしっこすることも考えられます。縄張りが関係しているようならば、部屋んぽの際の環境を改めて確認していただくこともよいと思います。制限したうさちゃん専用の縄張りを与えてあげることで、縄張りの主張をせずとも済む環境になりますから、うさちゃんが見せる行動や過ごし方も変わってくることが考えられます。トイレの縄張りがケージの外になることで、我慢する子は出られるまで本当に我慢してしまいますので、早いうちにケージの中にトイレの場所があると認識してもらえるように、対策を取っていただくことになるようです。