うさちゃんが見せる行動の意味を探っていただくときには、その時々の取り巻いている環境などと合わせて考えてあげましょう。今回の場合はサークル内でそれまで一緒に過ごしていた飼い主さんが立ち上がり出ようとしていることに対して、足元を走り回る様子です。飼い主さんがサークルにいることで、撫でられることを要求してきたり舐める様子もありますので、コミュニケーションの時間でもあるようです。サークルの中で飼い主さんが座った状態でのコミュニケーションをとっていることが基本であれば、そのサークルから出ようと立ち上がることに、もっと一緒にいたい、外に出ないでという言葉とも読み取ることができるようではないでしょうか。また１歳というお年頃の男の子ですので、思春期や発情などにまつわる行動などが見られても不思議ではない時期だと思います。飼い主さんの足元をぐるぐる回って興奮しているような場合は、興奮がさらに興奮を呼んで行動がエスカレートしないように、マウンティング行為などに発展してくる場合にも優しく声をかけながら制してあげる対応も必要になってきます。ブッブッと鼻を鳴らしている様子も、ケージへと戻らなければいけない時に見られていますので、同じような状況がサークル内で飼い主さんが立ち上がった時にも見られ始めていることを考えると、ケージへと戻りたくないということから考えるとすれば、一緒に過ごせる時間を終わらせないでほしいと拗ねて甘えたり、その気持ちが少し怒っている言葉として見られている印象もあるようですがいかがでしょうか。楽しい時にもプップッなどと発しながら飼い主さんの周りではしゃぐ様子も見られたりすることもありますので、このブッブッという言葉以外にも違うシーンで他にも表現していることがないかを観察することでも、言葉の意味を絞ることもできるようになると思います。うさちゃんそれぞれで表現方法も異なっていますから、必ずしもひとつの表現がひとつの意味とは断定できるものではありませんので、これからもうさちゃんの気持ちを探っていただきたいと思います。