名前を呼ぶと近寄ってくれることや、飼い主さんの足元でリラックスする様子が見られていますので、お迎えされた環境に十分に慣れてきているようです。うさちゃんは私たちの言葉を発してはくれませんので、何を考えているのか、どう感じているのかということを見られる行動から探ってあげることになります。具合が悪い時にはそのサインが見られるはずですので、サインを見逃さないようにするためにはうさちゃんの普段の様子をよく観察いただくことが大事なのです。普段の過ごし方を見てあげていれば、ちょっとした違いが見えてくると思います。体調がよくない時には食欲や排泄物などに変化が見られたり、過ごし方や表情などにも違いが見られることがあります。その違いを察知してあげることが大事なのです。今回うさちゃんが飼い主さんの側でゴロンと体を横にする様子がありますが、食欲も排泄物の状態にも不安がありませんので、そうなればそれは病気のサインなどではなく、安心して過ごせるからこそ見られる行動と捉えていただけると思います。普段は名前を呼ぶと近寄ってくれる子ですから、そうではない場合や、体を横たえる時も普段と体勢が違っている、痛みなどを我慢している印象があるなどの不安な点が感じられる時には、そのままにせずに獣医師に診ていただくことが必要になります。それぞれのうさちゃんごとで見られる行動には本当に違いがありますので、普段の様子をしっかり観察してうさちゃんが送るサインを見逃さないように見守ってあげることが大事なのです。そしておおらかな気持ちでうさちゃんと接してあげることもとても大事です。飼い主さんの迷いや不安などもうさちゃんは感じますので、一緒に過ごせる楽しさや幸せなども声に出してうさちゃんに伝えてあげていただきたいと思います。