ケージのない飼育環境
初めまして。去年から初めてネザ-ランドドワ-フ女の子を飼い始め現在1歳3か月になります。トイレはまれにおもらしをする程度できちんと決められた場所でしてくれています。抱っこを嫌がり未だちゃんと抱っこしたことありません。家でのグル-ミングは床に座っている状態でしています。なのでお腹周りが全くできません。生後3か月ごろから仕事をしている日中はケ-ジから出して放し飼い、私の就寝~翌朝起きるまではケ-ジの中に入れるという生活を続けてきました。今年に入って就寝時間から翌朝までケ-ジに入れられることを嫌がり、ケ-ジを齧る・ひっかく行動を繰り返して爪を2回折ってしまいました。なので今年からケ-ジはトイレとペレット・牧草を食べてたまに休憩する場所を化していて、部屋で一緒に生活しています。ジョイントマットやカ-ペットを齧るのが酷くて困っています。その場で何度叱っても全く直らず、いつかうっ滞を起こしそうで不安です。時々、齧ったマットらしき色が付いているうんちをします。放し飼いにしたから齧る行為が酷いのでしょうか。カ-ペットを敷かないという選択は無くて。こういう飼育方法は改善した方がいいのでしょうか。(一部中略)
年齢的にみると思春期を迎えていることでもしっかりと自我を表現しているように感じられます。齧る行為自体は、うさちゃんは伸び続ける歯をもっていますので、その歯を適切な状態にするためにも見られる行動です。これにも個体差がありますので、かじり木などをあっという間に齧ってしまう子もいれば、まったく齧らない子も中にはいます。こちらのうさちゃんは、齧ることで自己表現も見せていますので、本能や習性から齧ることのほか、飼い主さんに伝えたい気持ちを表す行為でもあるようです。ポイントとしては、齧ったり掘ったりすることで伝えたいことを主張したことで、その行為を飼い主さんが受け入れている点です。ケージには戻りたくない、外に出してほしいという行為を認めて、そうできる環境が与えられています。そうなると自分の思いを伝えるには主張すればいい!と理解してしまい、自分の思い通りになるまでその行為を繰り返すことが見られるようになってしまいます。また制限のない環境になるほど自分の縄張りが広くなりますので、飼い主さんよりも優位(立場が上)に立っていると勘違いさせてしまうことも少なくないのです。行動範囲を制限してみることもひとつの方法ですので、どういった環境を与えられるのかを改めて考えてみてください。ケージやサークルを齧ることが想定できますので、齧る部分にかじり木や専用のフェンス(木製)、場合によってはすのこで覆うこともあります。また掘る行動で爪が折れてしまった経緯もありますので、爪を適切な長さに整えておくことも大事なことになります。そして床面であるマットやカーペットについても、齧ることでお腹の中に入ってしまうことが考えられます。ましてすでに排泄物の中に破片の確認ができるようですので、慎重に対応いただくことは必要なのではないでしょうか。床面は動きにくいものでもあり、齧ることに集中できる状況もあります。うさちゃんの興味を引くおもちゃや環境などを見つけてみていただくことはいかがでしょうか。床面ではなく他を自由に齧ることができる環境を与えてみて、うさちゃんの気持ちをそちらへと向けられるように試していただきたいと思います。こちらのうさちゃんはしっかりと齧ることが予測できますから、齧って食べてしまっても安心なわら製品や木製品のおもちゃやハウスなどの中から、興味をしめしてくれそうなものを選んでうさちゃんの反応を観察してみてください。抱っこすることや体のチェックなども難しいと思いますが、換毛期を迎えることでお腹やお尻の毛も抜け替わりますので、ご自宅でのグルーミングが難しい場合は、専門店やグルーミングも行ってくれる動物病院に頼ることもひとつの方法です。とくに動物病院へは出向く機会があることでうさちゃんを知ってもらえる機会ですし、繰り返すことでうさちゃんにも慣れてもらえるようになってきますので、かかりつけの獣医師もぜひ見つけていただきたいと思います。
横浜店045-762-1232
恵比寿店03-5774-5443
洗足店03-5726-8670
柴又店03-6657-9524
吉祥寺店0422-26-6064
二子玉川店03-3700-3885
オリナス錦糸町店03-5809-7508
海老名ビナウォーク店046-200-9910
グランベリーパーク店042-850-7041
レイクタウン店048-940-8346
幕張新都心店043-441-7307