動けなくなる急な変化
いつもお世話になっております。今までほとんど問題なく、歳の割に元気に暮らしていたのですが、今日起きたら、後ろ右足に力が入っていないのか、よろよろと上手く歩けてない状態になっていたのを見て、すぐさまかかりつけ病院に行きましたが、とくに問題はなく、様子を見ましょうとの事でした。もしかしたら加齢なのではないかと仰っていましたが、イマイチ分かりません。今も歩かず寝たきり状態ですが、目の前にご飯置いたらご飯はポツポツ食べています。急な事で心配でどうしたら良いのか分かりません。知恵を貸して頂けると助かります。
9歳になるうさちゃんの急な変化ですので、病気などの理由が隠されていないを確認いただくことはとても大事なことです。右後ろ脚に力が入っていない印象があること、そのことでうまく歩くことできていないこと、そしてその後歩かずに寝たきりの状態です。症状が進行しているようにも感じられますので、慎重に観察いただくことが重要なようです。動くことができないということは、食事も排泄もこれまでとは異なってくると思います。うさちゃんにとって食べないことが続くことは命取りでもありますので、食べたいという気持ちがあることと、口元へフードが届くことで食べられる状況もあるようですので、今のうさちゃんにとって食べやすい環境を与えてあげる必要があります。器を目の前に置いてあげることももちろんですし、飼い主さんが直接与えてあげることでもよいと思いますので、牧草なども積極的に取り込んでもらえるように試してみてください。また飲み水もひとりで飲めるようなのかを確認いただくことも大事です。うさちゃんがどのような体勢でケージの中で過ごしているのかを観察しながら、ボトルでは使いにくい場合はこちらも器で与えてあげる方法があります。うさちゃんの状況によっては床置きにすることでこぼしてしまう、体を濡らしてしまうという場合も考えられますので、固定式のフード入れで飲みやすい位置に設置する方法もあります。水分が不足することで脱水症状を引き起こしてしまうこともありますので、こちらも注意深く観察しながら、状況に応じて担当の獣医師にご連絡いただくことも必要になってくると思います。葉野菜などから水分を補給することもできますので、食べ慣れているものなどで試していただくこともよいと思います。そして動けないことでその場での排泄が見られることが考えられます。お尻や足元などが汚れやすい状況になりますので、ケージの中の環境など見直していただく場合もあると思います。年齢的にも体や行動に変化が見られるようになる時期でもあると思いますが、あまりにも突然であることで不安があることだと思います。もしかしたらうさちゃん自身も、びっくりしているのかもしれません。加齢による変化であるならばなおさらかもしれませんので、優しく声をかけながらうさちゃんの不安も取り除いてあげられるように観察いただきたいと思います。今回は特に問題はないということですが、症状に変化があるような時や心配な気持ちがぬぐい切れない場合には、ぜひ今一度獣医師にご相談ください。具体的にどう接することがよいのかということを、飼い主さんが不安に思っている点なども合わせてお伝えしながらより詳しくアドバイスをいただけるようにご相談ください。今回検査なども行った上で問題がないということであれば安心ですが、病気の疑いがないのかという点も一度詳しく検査していただくこともよいのかもしれません。ぜひご相談ください。そして最後に当店のHPには店長君の飼育講座があり、そちらにご長寿うさちゃんの特集記事もあります。下記のバックナンバーのページからそれぞれご覧いただけるようになっておりますのでよろしければご参考ください。 飼育講座 バックナンバー https://www.rabbittail.com/newshistory/2016/0/3/0
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