牧草の食べる量が減っていることやケージ内での過ごし方にも変化があるようです。１２歳の年齢ですので少しずつ変化が見られることも十分に考えられますので、どんな理由から行動の変化が見られているのかを探っていただきたいと思います。お腹のマッサージを行った後は牧草を食べてくれる印象があるようです。お腹が動きやすい環境になると食べることができると予測できますし、またこの時飼い主さんの側で牧草を食べる様子があるならば、牧草の与え方の見直しもできると思います。ペレットやご褒美の与え方などと同じように牧草も与えてみることで反応を見ることもできるようです。今回ロフトの使い方にも変化が起きていますので、牧草の設置の振り返りも必要になっているのかもしれません。些細な変化で食べにくくなっている可能性も考えながら、うさちゃんが食べやすい体制であるのかどうかを観察してみてください。そして与え方や食べ方の他に牧草の味などに好みの変化が出てきている可能性もあると思います。新たに興味を示してくれる牧草がないか試していただくことや、今ある牧草も天日に干す、レンジでチンするなどして湿気を飛ばし、香りを高めて与えてみる方法も試していただけると思います。急に暑さも本番といえるような天候もありますので、うさちゃんが過ごしている環境周りの確認もぜひ行ってください。昨年までと同じなら大丈夫ということではなく、今のうさちゃんに合った環境を考えていただくことが大事です。ロフトについても担当の獣医師のアドバイスのようによろけたり、転んだりする様子などが感じられた時には取り除いていただくことが安心できると思います。見せる行動に変化が起き始めている時期ですので、全く使わない様子が見られているようならば、取り除いてうさちゃんの反応を確認していただくことでもよいのかもしれません。落ち着かないような様子があれば、使わなくとも設置しておく判断もひとつだと思います。牧草以外の食欲や糞の大きさには変化がないようですが、食べている量に違いがありますので、今後変化が見られる可能性も考えられます。また歯などにトラブルが起きていることでも牧草への興味が変わってきますので、不安があるときには時間を置かずに担当の獣医師に診ていただくことがよいと思います。暑さの苦手なうさちゃんですから、こちらのうさちゃんに合った暑さ対策で快適に過ごしてもらえる環境を見つけていただきたいと思います。