うさちゃんが見せる行動は本当にたくさんありますので、その時の取り巻いている環境も見ながらその真意を探っていただくことになります。うさちゃんの縄張りの中の掃除は、においを取り除かれる、荒らされているなどと勘違いされてしまいやすい状況ですので、怒られてしまったり、気持ちがエスカレートすることで飛び掛かってくる、噛まれるなどの行為まで発展することもあるようです。制限のない環境を与えている場合、うさちゃんが自分のほうが上の立場にいると勘違いしやすいですので、この放し飼いの環境を見直していただくことはひとつの対応方法になると思います。範囲や時間を決めて過ごさせることで、飼い主さんの動向へと注目するようにもなりますので、関係性にも変化が出てくることになります。飼い主さんに対して顎を擦り付ける行動には、遊んでいる最中であれば一緒に遊ぼうということや、注目してほしいなどの意味のほか、においつけの行為という場合もやはりあります。自分のほうが上であるというサインとも考えられますので、その前後のうさちゃんの行動などもよく見てみましょう。飼い主さんがどう反応した時にうさちゃんの行動がどう見られるようなのか、関連性などが見えてくるようですと行動の意味も絞れてくると思います。うさちゃん同士の上下関係を示す時に、上のものが下のものに対してマウンティング行為を取りますので、その際の状況にもよると思いますが顎を乗せる行為も効果が期待できるものだと思います。ただ怒りっぽい様子が見られるようになってきていますので、ストレスなども感じていることもあるかもしれません。その気持ちを解消できるように楽しく遊べる新しいおもちゃを与えてみたり、うさちゃんにとって欠かせない牧草もしっかりと与えていただきたいと思います。牧草を食べることでストレス軽減の効果もありますので、改めていつでも食べてもらえる環境になっているよう振り返っていただくこともよいと思います。