目やにの症状から特定できる病気が見つかり、治療が開始できることは大変大きなことです。原因がわからずになにもできないということではないですから、たとえ時間がかかるということではあっても、適切な治療をしながら観察することができます。うさちゃんその子ごとの症状によって経過も変わってくると思いますので、焦らずに向き合っていただくこともとても大切です。通院に車で片道３０分は近い距離とはいえないかもしれませんが、こちらにいただくご質問の中での通院にはもっと時間がかかってしまうケースも少なくないようです。この飼い主さんの不安なども担当の獣医師にぶつけてみてはいかがでしょうか。ストレスをなるべく軽減できる環境を与えてあげたいという気持ちを伝えてみてください。うさちゃんの現在の症状にどう向き合っていくことができるのかを、じっくりと話し合われることがよいように感じられます。自宅でできる治療と、通院しなければできない治療をどのようなバランスで行うようになるのかを、より詳しくご説明いただくことでも不安が解消されることもあるのではないでしょうか。どの程度の症状になったら迷わず通院するべきなのか、こちらのうさちゃんの状況に合わせてのアドバイスをいただけるようにご相談いただきたいと思います。そして通院については、回数を重ねることでどこに行くのか、何をしに出掛けるのかということをうさちゃんも理解してくれるようになります。繰り返されることで日常の一部となり、感じるストレスも変化してくることもあります。移動時間を少なくできるように時間帯を考慮したり、キャリーの中を快適空間に整える、帰宅後はゆったり過ごさせてあげることや、ご褒美も与えてあげるなどの工夫をしていただくこともよいのかもしれません。うさちゃんは具合が悪いことを本当に上手に隠しますので、うさちゃんからのサインを見逃さずに対応いただいたことでの現状でもあると思います。食欲がなくなって元気がなくなってしまってからでは回復までにさらに時間がかかることでもありますので、うさちゃんからのサインを今後も見逃さずにしっかりと受け止めて対応いただきたいと思います。