避妊手術といういつもとは違う大きな体験をした後ですので、自宅に戻った後であってもうさちゃんの気持ちには変化が起きているのかもしれません。心身的なストレスなども少なからずあるはずですので、もとに戻るまでには時間が必要な場合もあると思います。私たちでも病気や通院の後など、特に大きな体験をした後にはゆっくりしたいという気持ちがあると思います。普段通りに接してあげながらも、静かにしていたいといううさちゃんの気持ちを尊重しながら見守ってあげることが大事なのではないでしょうか。糞が出ていないことは心配ですので、お腹の調子が少しでも活発になるように撫でてあげることも方法ではありますが、嫌がっている様子があることには意味があるのだと思います。ケージや部屋の隅などにお尻を向けていることは、撫でられたくない、安全な場所にいようという言葉とも見受けられるようです。もともとうさぎは狭い場所で過ごしたり暗い場所なども好きですので、今のうさちゃんの心理として安心できる場所のひとつとして選んで過ごしているのではないでしょうか。撫でてあげることも受け入れてくれる頭を撫でて安心させてあげましょう。もし頭を撫でることにも警戒してきた場合は、無理に撫でずに声をかけるなどして様子をみてください。食欲などもみて食べる量が減っていないか確認いただきながら、特にうさちゃんにとって重要な役割を担う牧草を積極的に食べてくれるように与えてみていただくこともよいと思います。食欲自体が落ちているような場合は、こちらのうさちゃんの普段から好んで食べている好きなものを与えていただくことでも、食欲が戻ってくることもありますので試してみてください。いつもとは違う行動から嫌われてしまったのではと心配されていますが、今はうさちゃんにとって大きな経験をした後ですので、心配しすぎないでいただきたいと思います。大きな体験をした後ということがありますから、普段とは違う様子が見られることは十分にありますので、他に心配事や病気の症状に繋がることがないかを注意深く観察いただきながら、優しく見守っていただくことになるようです。