処方された薬をしっかりと取り込んでもらえるように、様々な工夫が必要なケースは少なくないと思います。うさちゃんも敏感ですから、味の違いや与え方、特に飼い主さんの動向などにも反応して、いやだという気持ちを率直に伝えてくることもあります。それでも投薬については、決められた与え方を守る必要があります。味や香りに対しての反応と、また薬！という警戒心もあると思いますので、香りの強いものなどでカバーできないか、更なる工夫も試してみてください。バナナも完熟しているものならば香りが強いですので、その中に注入してみることはどうでしょう。メロンやパパイヤなども与えられる果物ですので、メインとなるものを変えてみることで反応が変わることもあるかもしれません。また薬を粉状にできるものならば、葉野菜やハーブなどで包み、葉巻のように与えてみる方法をとっている飼い主さんも少なくないです。カプセルの薬の中身が液体の場合は難しいですが、香りの強いシソの葉やバジル、セロリの葉などで巻いてみてください。またペレットが大好きならば、ペレットに振り替えてあげることもよいですし、ペレットの一部をふやかして混ぜて与えてあげることもできます。それを果物や野菜で隠しながら与える方法もできます。与えている薬が、私たちでいう頓服薬のように必要な場合のみでやめてよいものならばこの先無理して与えずとも済みますが、その点も確認いただくこともよいと思います。現状を一度獣医師に報告して対処方法を問い合わせてみることもよいのかもしれません。与えられた分はきちんと取り込まれなければ効果が見込めないことでもありますので、与えるのに苦戦している現状を報告して、最善策をお教えいただきましょう。