帰省される場合はある程度の日数になると思いますので、安心してお任せできる方に面倒を見てもらうか、一緒に帰省するかのいずれかの判断になると思います。今回の場合は二時間半程度の時間を車移動となる状況です。帰省も４日間という日程ですので、帰省先でリラックスできる日数もあります。これまで通院で車に乗る機会もありその際にも不安になる様子が見られずに、帰宅後も普段通りに過ごしてくれているようです。うさちゃんの性格によって本当に見せる反応が異なりますので、これまでの反応からは一緒の移動にも不安材料が少ないと感じられます。ただしこれまでにない時間の移動になりますので、うさちゃんの車内での様子を観察しながら、休憩時間もとることができる予定を立てていただくこともよいのかもしれません。お車ですから、ケージなどの用品も一緒に移動できる場合、ケージに入れた状態での移動は？とご質問をいただく場合もあるのですが、車内では体を安定しやすいようにキャリーをご利用いただくことがよいと思います。移動中は食べたり飲んだりする様子が少なくなりますが、食べたいとき、飲みたいとき取り込むことができるように準備することも大事です。もしくは休憩時間に取り込むことができる環境を与えてあげましょう。牧草に加えて生野菜なども適しています。お好みの野菜があれば準備してあげてください。一緒に過ごしながらの移動ですから、声をかけながら楽しく移動時間を過ごすこともうさちゃんにとって安心を与えてあげられると思います。そしてご実家ではいつも通りの環境を与えてあげられるようですとうさちゃんが感じるストレスも少なくなります。お出かけ先がご実家ということもありますので、今後も帰省される機会があると思います。普段使っている環境となるべく同じになるように準備されることもひとつの方法ですので、移動が大変なケージを新しくご実家にも準備して、トイレやフード入れなどの用品を普段使っているものを持参されることでもよいですし、全く同じ生活スペースを新しく準備していただくことでもよいと思います。環境の変化を感じてはいても、馴染みの環境に囲まれていることはうさちゃんの気持ちにも安心感が生まれると思いますので参考にしてみてください。そして一番大事なことは、うさちゃんの様子を見ながらゆったり過ごさせてあげましょう。私たちでも数時間の車移動は疲れるものです。体の小さなうさちゃんですから、その影響も計り知れないことですので、体調に変化がないかを観察しながらリラックスできる環境を与えてあげましょう。冒頭にもお話ししましたが、うさちゃんごとで見られる反応は本当に違います。移動も全然平気！と元気いっぱいな様子を見せてくれる場合もありますが、その場合でも食欲や排泄物などの様子も観察しながら見守ってください。そして万が一体調不良などが見られた時に慌てないように、ご実家先で診ていただける獣医師も探しておくとよいと思います。