日中も一緒に過ごしていた環境から、勤務体制が変わったことでお留守番の時間が増えてきています。飼い主さんの生活リズムに変化がおきることで、おのずとうさちゃんの過ごし方にも変化がおきてきます。通常動物は、日の光を浴びてカルシウムを吸収できるようにホルモンを合成します。うさぎの場合この必要があまりないといわれていますが、生活リズムを整えるためにも、そして病原菌は紫外線に弱いですので、日光浴ができることでよい影響もあるのです。自然光を感じられるようであれば、うさちゃんも時間の流れを体感できますので、体内のリズムも整いやすくなります。在宅時に電気をつけない環境でうさちゃんの過ごし方をまずは観察してみることもよいと思います。直射日光が当たらないようにケージの置き場所などを改めて振り返ってみること、レースのカーテン越しなどでの日の光を感じられるようにするなど、お住いの環境に合わせて整えてください。変化した生活リズムにも慣れてきている様子がありますので、体調の変化がないかも引き続き観察して、こちらのお宅のよりよい環境を見つけていきましょう。そして一泊二日の外出の場合は、それぞれの状況にもよりますが、うさちゃんがひとりでお留守番もできる日数ではあると思います。飲み水と食事をしっかり準備しながら、牧草などは一か所だけではなく与えることもよい方法です。そして過ごす環境（室温や湿度）にも目を向けながら準備してください。真夏とは違って気候も穏やかになってきていますが、どんな状況が想定できるかよく対策しながら環境を整えていただきます。一日の気温の変化が大きい場合は、エアコンなどを使って調整する場合もあると思います。そしてうさちゃんの健康状態が良好であるように、お留守番の当日だけではなく、それ以前から規則正しく過ごす環境を与えることも大事になってきます。帰宅後は体調に変化がないかうさちゃんの様子をよく観察して、お留守番が上手にできた時にはたくさん褒めてあげてください。