うさちゃんが見せる行動は、本当にその子ごとで異なっています。また相手が変わることでも反応や行動が変わることもありますので、うさちゃんを取り巻いている環境などからどう感じているのかを探っていただきたいと思います。お世話を主に行う飼い主さんは、うさちゃんが苦手なことも役回りとしてありますので、その点をどううさちゃんが受け止めているのかということでも反応は違ってくると思います。またうさちゃんのもともと持っている性格でも行動は変わります。今回のお宅の場合は、飼い主さんをはじめとしてご家族皆様に懐いている様子がとてもよく感じられます。へやんぽの環境の際に、相手によって対応が変わるということですから、うさちゃんなりの捉え方があるのではないでしょうか。一般的にへやんぽの時間は、ケージから解放されたという喜びをうさちゃんが感じて過ごしていますので、環境の探索や体を使って遊ぶことが優先になり、飼い主さんや他ご家族などの人に対しての興味は二の次になってしまう傾向があります。例えばですが、常にお世話してもらえる飼い主さんとはいつでもコミュニケーションをとることができます。ご両親とは触れ合う機会が少ないと考えると、このへやんぽの時にコミュニケーションを取るしかない状況とも考えらるのではないでしょうか。そうなればその相手に積極的な行動を見せることも十分に考えられることだと思います。叱るなどの対応をとっていても、ケージの中からさびしいと訴えてくる様子や、リラックスしている時に限ってはいても撫でさせてくれる様子などからは、決して悲しいと感じられることではない印象を私はお受けしますので、是非自信を持って接していただきたいと思います。上下関係を示している中での関係性ですから、うさちゃんも一目置いている間柄でもあると思います。お互いを尊重できることで今後もよりよい関係で過ごしていただけると思います。