一週間以上食事を取ることができていないということは大変心配な状況です。このように自分から食べてくれない時は強制給餌が必要になってきます。うさちゃんの腸内を働かせてあげるためにも、食べてもらう必要があるのです。食べられないことが続くことで腸内の働きも鈍ってきますので、消化システムに更なる悪循環が見られてしまうことも考えられるのです。ふやかしたペレットなどそのままうさちゃんが自ら食べてくれればよいですが、今回の場合はそうではありません。ペレットや牧草以外にご褒美として与えているものなどでも構いませんので、食べてくれるものを与えていただきたいと思います。食べ始めることで腸内が働き始め、食べたいという意欲を見せるようになることもありますので、まずは食べてもらうということが重要なのです。飲み込まずに噛み続けて口からだしてしまうといううさちゃんの過ごし方もお伝えいただいて、強制給餌の方法を教えていただけるようにお願いしてみてください。獣医師から直接与え方を伝授いただくことで、うさちゃんと一緒に覚えていただく機会になります。うさちゃんの呼吸に合わせて与えていただくことになりますから、こちらのうさちゃんが食べてくれる与え方を教えていただけるはずです。飲み込まずに口から出してしまうということは、飲み込めない理由が他にあるのではないかということも疑っていただくと大事かもしれません。歯のトラブル以外にも原因があるのかもしれませんので、うさちゃんの状態をしっかり伝えていただきながら、不安な症状についてひとつずつ検証していただきましょう。そして具体的にどうするとよいのかということを事細かく教えていただきたいとお伝えしてみてください。もし難しい言葉やわからないことなどがある時でも、わかりやすくかみ砕いてお話しいただけませんか？と積極的に相談していただきたいと思います。親身になって診てくださっている方であれば、飼い主さんの不安ごと受け止めてくださるはずです。食べないことは命に係わることですから、小さな一歩でもなんとか進んでくれることをこちらからも応援しております。