体重が増えてきている様子がありますが、与えている食事内容としてはご褒美などを与えていなく、ペレットも同じままでいらっしゃる中、牧草の種類が変わったことがあります。牧草が変ったことでたくさん食べてくれるようになっていますから、こちらが理由となっているのか、それとも別の理由があるのかということを探っていただくことになるようです。産地が異なることで牧草の栄養成分などにも違いが出てくることはあります。産地の違いだけではなく生育状態や刈り取り時期などでも異なってくると思います。この違いからカロリーが高くなってしまう可能性もあるのかもしれません。ただ、牧草をメインとして考えていただく食事内容はとても好ましいですので、他の食事、特に今与えているペレットが適切であるかという点を改めて振り返っていただくこともできると思います。かかりつけの獣医師のもと、ペレット量を換算されているようではありますが、改めて振り返っていただくこともできると思います。4歳という年齢でもありますので、年齢にあったペレットへ見直していただくこともできますし、近年のうさぎ事情ではペレットは少ない量にとどめながら、牧草中心の食事内容を推奨されてきていることがあります。大人うさぎで標準体重や適正体重に見合っている場合に、朝夕合わせて１.５％の量を推奨されていますが、うさちゃんの体格や体調などを考慮する必要もありますので、こちらのうさちゃんに合った内容であるのかを再確認いただきたいと思います。食事内容や量と、体重の変化についても、牧草を替えたことも含めてかかりつけの獣医師に報告しながら、ご指導いただくこともよいのではないでしょうか。年齢を重ねてくることで、活動量などにも変化があるようですと、カロリーの消費が低くなり、取り込んでいる食事内容が同じであれば、ゆるやかに体重に影響が見られることも考えられます。運動や体を動かすことができる環境も考えていただくこともダイエットに繋がると思います。その他としては、病気などによって体重に変化が出てくる可能性も考えられますので、体重の変化を見逃さずにいらっしゃる飼い主さんです。うさちゃんからどんなサインとなっているのかを是非探っていただきたいと思います。避妊手術は受けていないということですから、生殖器系の病気などを今後も視野に入れながら、定期的に獣医師に診ていただくことも重要です。