うさちゃんも年齢を重ねることで、行動などに変化が見られてくることがあります。若い時期の思春期もそうですが、年齢を重ねた時期の更年期という表現は、確かに一理ありといえるのかもしれません。見せる行動などはそれぞれのうさちゃんで本当に違っていますので、こういった行動が見られますと断言できるものでもありません。見られている行動だけではなく、うさちゃんを取り巻いている環境全体を振り返っていただくことになります。こちらのうさちゃんの場合はスタンピングの行動が見られるようになっています。月一回のペースのようですが、この時の状況に関連性がないかを探ってみてください。夜中に見られるということがひとつありますが、例えば時間帯やその日の過ごし方や飼い主さんの状況なども探っていただくことで、この行動の理由となることが見えてくる場合もあります。スタンピングの行為は、警戒する状況や、怒っている気持ちを仲間や飼い主さんに知らせるサインでもあります。具合が悪いなどの体調不良を疑っていただく場合もありますが、食欲や排泄物の状態、表情などに不安な点がない場合は、他に理由があって何らかのサインなのだと思います。その何かがどんなことなのかを改めて全体を観察いただきながら探っていただきたいと思います。とても大事なことは、飼い主さんがこれまでの状態とは違うと感じられていることです。年齢を重ねてきていることでの行動の変化なのか、それとも見えない部分で体調に変化が起きているサインなのか、今後もよく観察いただくことがとても重要です。うさちゃん自身、これまでは気にならなかったことが気になるようになっているのかもしれませんので、その変化を見つけてあげてください。そして過ごしている環境なども今までと同じ環境だから安心ということではなく、今のうさちゃんに合った状況を見つけていただくことが必要になってくることもありますので、こちらも注意深く観察いただくことになると思います。