一歳半を向かえる年齢ですから、縄張りを主張する行為としても、おしっこで印付けを行う様子が見られることと思います。うさちゃんが過ごす環境を拡張したということがありますので、この広くなった環境も影響があったことは十分に考えられることではないでしょうか。広さをどの程度まで拡張したのか、その中でのトイレの場所をどう決めている様子なのか、それともトイレの場所が一か所ではなくなっているのかなど、今一度与えている環境を振り返っていただきたいと思います。トイレの場所を一か所に決められないほど広くなってしまっているならば、トイレの場所をここと示してあげるためにも、環境を見直していただくこともひとつの方法です。はじめは印付けだった行為でも、においがその場に残っていることで、その場所へと繰り返すことも見られるようになりますから、トイレ以外やここではおしっこはしていけないという場所の場合は、においをしっかりと取り除いてあげながら、しつけを繰り返していただくことも必要になります。この場合、ここではダメとしっかりと目を見て言い聞かせながら、一旦ケージやキャリーへと戻してあげる方法も効果的なのです。なぜケージに戻されたのかということを理解してくれるようになります。基本的にうさちゃんはゆったりと過ごすことが多いですし、夜間も休息の時間でもありますから、お休み前に遊ばせてあげる時間はあるほうがよいですが、飼い主さんが休息する時間帯はうさちゃんにも一緒に休んでもらえる環境でも、習性や本能などには沿っている状況です。おしっこによって湿気やにおいがあるような場合は、衛生的にも好ましくない環境になってしまうと思いますので、もう一度こちらのうさちゃんに合った環境を探っていただきながら、改善していただくことはよいのかもしれません。そして、トイレ自体を与えている場合、それをどう使っているのかということも観察いただきたいと思います。トイレとして使用されていないならば、トイレの見直しも必要になってくると思います。