一般的には、2、3年で繁殖のピークを過ぎると言われています。その後徐々にその能力を失っていきますが、これはそれぞれのうさぎさんの差がとてもあると思いますね。人間でもそうですが、雄の方は雌と違い繁殖能力を持ち続けるとはいわれていますよ。
それから、赤ちゃんは直ぐに大人になります。ですから、生まれた子を飼うのか、誰かにあげるのかで話はまた変わりますが、生まれた後の事をよく考えてみてくださいね。もし、障害を持って生まれたらとか、病気がちだったらなど、万が一も考慮にいれて真剣に考えていただきたいのです。
また、女の子は実際に出産するわけですから、難産になったらちゃんと対応できるのか、母胎に危険が生じたらなど、こちらも万が一のことも考慮しなくてはいけないと思います。決して脅かしているのではなく、それだけ慎重になって頂きたいのです。うさぎの出産は安易に考えられがちですが、動物を繁殖する事には大きな責任と義務が生じます。こんなはずではなかったという事がないようにしないと悲しい結果が残る事もあるのですよ。
そして血統書の持っているうさぎさんであれば、そのブリーダーの方に繁殖を考えていることを報告することが必要です。というのも繁殖に関しては、例えば同じ種類であればどのうさぎと繁殖しても構わないということではないからです。雄雌の体のサイズでも、適しているかどうかということもありますし、繁殖に適さない個体もいますので、相談されることが必要だと思いますよ。
ちなみに、一度に生まれる子どもの数ですが、６～８匹といわれています。ただし、うさぎの品種や繁殖経験によっても異なってくるようですね。ですから平均して何羽とは一概にいえないことでもありますね。