環境の変化などから、トイレの使い方が変わってくることもあります。ひと月前ほどからの変化ということですので、この見られ始めた時期に、うさちゃんを取り巻いている環境などに変化がなかったかという点もさかのぼって探っていただくことからも、理由となることが見えてくると思います。またどういったタイミングでおしっこをしているのかということもよく観察いただきたいと思います。トイレ自体を使わずにトイレの場所自体が不明確になってきているのか、決まった場所ではない中でも頻度の高い場所などがないかなど、うさちゃんがトイレの場所に対してどう捉えているのかを探っていただきたいと思います。生後7か月のうさちゃんですから、年齢的には行動の変化が見られ始めたころに大人の仲間入りをしている時期でもあると思います。うさちゃんの場合、単に排泄をするだけではなく、縄張りなどの主張としてもおしっこや糞を見せることもありますので、思春期などを向かえることで見せる行動が変化してくることも少なくありません。そういった面から考えると、自分が過ごす場所に自分のにおいを残すことを行っていることも考えられます。また遊んでいることで興奮してくると、つい糞やおしっこも出てしまうというケースがあります。はじめはそういった状況だったことも考えられるのかもしれませんし、それが繰り返されることで、においが残っていたりすれば、同じようにまた繰り返すということも考えられることです。再度しつけを行う場合にも、まずうさちゃんがトイレに対してどう認識しているのか、ケージの中でのトイレの使い方も含めて改めて探っていただきたいと思います。与えているトイレをまったく使わない様子などがあるならば、トイレ自体を見直していただく場合もあります。ケージの外での過ごし方についても、縄張りを助長しないような環境を与えていただくことも必要になってきます。遊ぶ範囲や時間などを制限していただくことでも、行動は変化してきますので、今与えている環境全体を振り返って見直していただきながら、うさちゃんの行動の変化を観察いただくことになるようです。