お迎えされたばかりのようですが、とても好奇心旺盛なうさちゃんのようです。生後何か月かという点については、飼い主さんの手の大きさやうさちゃんの成長状態などでも変わってきますので、一概にどのぐらいとこちらからは申し上げられない事ではあります。ただ、離乳をしっかりと終えて、固形物（牧草やペレット）をひとりでちゃんと食べられる様子が見られているならば、生後2か月前後などが目安となるのではないかと思われます。実際の月齢は、お迎えしたショップか、今後診ていただく獣医師などにご相談いただくことが一番です。ただ、飲み水を与えるボトルがいらないというアドバイスがあったようですが、まだミルクを飲んでいる様子がありますので、離乳が終わっていない状況も考えられます。与える食事内容についてどういった案内があったのかも、もう一度振り返っていただきたいと思います。もしかしたら生後1か月前後の可能性もあるのかもしれません。その場合は、ミルクを与えていただきながら、徐々に牧草やペレットなどの固形物に興味を持ってもらえるように環境を整えていただくことになります。また飲み水についても、ボトル型と器などを併用して、新鮮な水を飲むことができる環境も与えていただくことになります。ボトル型の物は、どうすると水を飲むことができるのかを飼い主さんが教えてあげることが必要になります。ひとりで上手に飲むことが確認できるまでは、器などでも与えていただくことが必要です。うさちゃんの体が小さい場合、器の中に入ってしまう場合もあります。固定式のフード入れなどを水入れにして、うさちゃんが飲める程度の高さに調節して設置していただくことで、体が濡れない状況をつくることもできますので、試していただきたいと思います。生後6か月を向かえれば大人の仲間入りといわれますので、それぞれのうさちゃんの体の成長などでも異なってきますが、ひとつの目安となると思います。次に、お迎えしたばかりでもとても人懐っこい様子が見られています。これはうさちゃんの性格の違いなどでも大きく反応が変わってくることではあります。ただ、慣れているような様子が見られていても、体調が急変することもありますので、数日から1週間程度は様子を見ていただくほうが安心なのです。うさちゃんがどういった性格なのか、どういった行動を見せるのかということをじっくり観察いただきたいと思います。この時うさちゃんも同様に飼い主さんの動向やお迎えされた環境全体を感じている時期です。飼い主さんの生活サイクルを体感しながら、その環境に慣れようとしている時期なのです。一緒に遊びたい、触れ合いたいというお気持ちも強いかもしれませんが、少しの間だけ我慢していただきながら、その間にうさちゃんの様子をよりよく観察いただきたいと思います。そして、生野菜を与えてしまったということですが、その後のうさちゃんの様子を確認いただきたいと思います。本来であればまだ離乳中のような印象もある状況ですから、生野菜は控えていただくほうが安心できます。まだまだお腹が不安定な時期ですので、異なった食事を取ることで腸内の消化システムが変化してしまい、お腹をこわしてしまうことが予測されます。こちらについても個体差があることですので、反応を見ながらということになってはしまいますが、離乳をしっかり終えるということを優先していただくほうがよいと思います。体調が急変した場合でも慌てないように、診ていただく獣医師も探しておいていただくことも大切です。もし下痢などの症状や、不安な症状が見られた時には、迷わずに獣医師にご相談いただきたいと思います。