うさちゃんが見せる行動が変化してきているようですので、どういった意味があるのかをうさちゃんの行動をよりよく観察していただくことになると思います。年齢的には縄張りや優位性を主張することを見せても不思議ではないと思います。思春期に入ることでこれらの主張を見せるようになることが多いですが、うさちゃんごとで個体差がありますので、早い成長段階で見せる子や、大人になってしばらくしてから行動が変化することもあります。先月からの変化ということですが、この行動が見られるようになった前後でうさちゃんを取り巻く環境などに変化がなかったかということを振り返っていただくこともよいと思います。この行動を見せ始めた際の理由が見えてくることもあると思います。また、新しくうさちゃんをお迎えした環境でもあるようです。この環境の変化なども影響している可能性もあるのかもしれません。縄張りや、飼い主さんの気持ちなども、自分だけのものがそうではなくなっていることで、そのことを主張してくることなどもあります。うさちゃんの要求に合わせてしまうことで、更に主張をみせるようにもなりますので、行動がエスカレートしてくることも少なくありません。今うさちゃんに与えている環境自体を、振り返っていただくことも大事なのかもしれません。新しくお迎えしたうさちゃんとのバランスも考えて、先住のうさちゃんを優先してあげることも必要になってくる場合もあります。どういった毎日を飼い主さんも無理のないリズムで与えられるのかという目線からも考えていただきながら、新しいルールを見つけていただくことにもなるようです。そのルールをうさちゃんにも受け入れてもらうことになりますので、要求する行動を見せても、安心して見守ってあげられる環境に整えていただくことも必要になってくると思います。そして繁殖につきましては、かかりつけの獣医師にもご相談いただきたいと思います。ミニウサギの場合は本当に様々な個性がありますので、お相手選びもとても難しいことです。また根本的な問題として繁殖に適しているうさちゃんであるか（遺伝的病気を持っていない）ということも大変重要ですので、専門家にもご相談いただきながらご判断いただきたいと思います。飼育書などにも繁殖については記載されているものも多いですので、そちらも数冊目を通していただきながら、専門家にもサポートいただくことがよいと思います。