お迎えしたうさちゃんがまだ赤ちゃんですので、成長が安定する時期まではお留守番や移動の機会は控えていただくことのほうがよいのかもしれません。もちろんお勤めをされている独り暮らしの飼い主さんも多くいらっしゃいますので、その場合はうさちゃんがひとりでお留守番する機会も生まれます。この場合は十分な環境を与えていただきながら、うさちゃんの変化を見逃さない観察力が必要になるのです。うさちゃんをよく観察いただくことで、普段の様子を理解することができますので、その状態との違いが見らえた時には、うさちゃんからのサインとなります。この変化を見逃さないように、よく観察いただきたいのです。お盆やお正月など帰省のご予定がある時には、うさちゃんにどう過ごしてもらうことになるのかを考えていただくことになります。ひとりでのお留守番としては、一泊までと考えていただくほうがといと思います。食事の面もそうですが、衛生面を考えていただくと一泊二日までと考えていただきたいと思います。もし、親戚や親しいご友人などがいらっしゃって、ご自宅へ入っていただけることなどがあれば、お世話にきてもらうという方法もあります。うさちゃん目線で考えた時、移動することなく過ごすことができますので、ストレスが一番少ないと考えられます。ただこの場合、事前にうさちゃんに慣れてもらっておくことが大事です。うさちゃんにも、そしてお世話をしていただく方にもお互いを認識してもらうことは大切です。こちらと同じ対応をしていただくのが、ペットシッターになります。こちらもお近くで行っていただける方がいないかを探っていただくこともひとつの判断となると思います。またお考えのペットホテルの他、お知り合いの方にお願いすることもひとつの方法となると思います。また移動距離については、もともと持っているうさちゃんの性格などでも異なってきます。車に敏感な子などは、一時間の移動はとても大きなストレスとなる場合もありますし、あまり気にしないうさちゃんならば、移動先でゆったりできる環境で過ごすことで、普段の様子をすぐに取り戻してくれる場合もあるのです。ただ今回の場合まだ小さい赤ちゃんですから、環境の変化によって体調が崩れやすいことなどは考えられることではないでしょうか。8月の時期となると、うさちゃんも成長を重ねて生後3か月ほどになると思いますが、それでもまだ不安定な時期ともいえると思います。それまでうさちゃんの成長を見守っていただきながら、どんな性格を持っているのかなどもよく観察いただきたいと思います。飼い主さんの中には、一緒に帰省するという選択を取られる方もいらっしゃいますが、その場合もどういった環境になるのかをよく考えて判断いただくことが大事です。長距離になればその分負担がかかります。我々でも移動で疲労を感じるように、体の小さなうさちゃんも同様に体感するはずです。安心してお任せできる場所があれば、お互いが快適に過ごすことができるともいえると思いますので、よくお考えいただきたいと思います。また、準備万端の場合でも、その時にうさちゃんの体調が思わしくない場合は、お出かけ自体を延期していただく場合もあると思います。うさちゃんも家族の一員ですから、一緒に暮らす中で制限される部分も生まれてくると思います。ですが一緒に暮らす醍醐味はそれに勝るものでもあると思います。お互いが幸せに楽しく過ごすには、どういった環境を作ることができるのかを、これからじっくりとお考えいただきたいと思います。