うさちゃんとの過ごし方はそれぞれのご家庭ごとで違っています。飼い主さんの考え方やうさちゃんの性格などによっても与える環境が異なるのではないでしょうか。基本的にはうさちゃんはケージの中で過ごしてもらい、それぞれのご家庭ごとの生活サイクルで合わせて、ケージの外で遊ぶことができる環境を与えていただくことが望ましいことです。うさぎの習性などと合わせて考えていただくとその理由も見えてくると思います。朝から夕方にかけては休息する時間帯でもありますので、この時は自分だけのお城（ケージ）の中でゆったりと過ごしてもらえることにもなります。活発になる夕方から夜にかけては、食事や排泄などの行為も見られやすくなりますし、その時に飼い主さんとのコミュニケーションを取ることでも関係性を築くこともできると思います。ただ、ご家庭ごとでの生活パターンが異なりますので、これが全てということではありません。お勤めの内容によっては昼夜が逆転されたり、不定期な環境になってしまう飼い主さんもおりますので、その場合は飼い主さんが負担とならない環境をうさちゃんに与えていただくことになるのです。一緒に過ごす飼い主さんが、毎日の生活の中で無理なく愛情を与えてあげられる環境で過ごしてもらうことも大事なのだと思います。それぞれのご家庭ごとで飼育環境は異なってきますので、目安となる情報も頭に置いていただきながら、それぞれのご家庭ごとのルールを見つけていただくことでよいのだと思います。うさちゃんその子その子で性格も全く違いますので、見せる反応も異なってきます。小さな時と、成長してからの生活パターンが変わることで環境の変化を体験するわけですから、うさちゃんにとっては戸惑いなどがはじめは見られることは予測できると思います。またお年頃になることで思春期と重なるような場合は、縄張りの主張などもより見せるようになる場合もあります。環境の変化を受け入れてくれるならばよいですが、問題行動が続いて見られる場合もありますので、そうなった時の対応なども視野に入れながら環境つくりを考えていただくことも必要になるのかもしれません。また部屋んぽの場合もサークルなどで仕切っていただいて、危険のない環境の中で遊ばせてあげることがよいともいわれていますので、こちらについても改めてお考えいただくことも大切だと思います。うさちゃんとの生活を体験されていらっしゃいますので、その経験をもとに飼育環境を考えていただけることもありますが、今回お迎えするうさちゃんがどういった反応を見せるのか予測できない部分もあると思いますので、様々な視点から環境を考えていただくことは重要だと思います。