年齢的には大人の仲間入りをしてきているようですので、思春期などによって縄張りの主張の行動などが見られてきても不思議ではないのかもしれません。トイレの使い方に変化が見られてきていますので、今一度ケージの中をどう使っているのか、また与えているトイレをどう捉えているようなのかを観察いただきたいと思います。トイレ以外での排泄が見られるということですが、トイレではどういった様子が見られていますでしょうか。排泄をしていないことがあるようですが、例えばトイレにも乗ることもなくなっているのか、それともトイレをくつろぐ場所などとして使っているのかということでも、うさちゃんの気持ちを探っていただけると思います。ケージの中の縄張りの使い方がどう変化しているのかを探っていただきたいと思います。トイレがトイレではない別の理由で使われているようならば、環境の見直しが必要になってくるともいえるのです。また今与えているトイレを見直していただくことでも、うさちゃんの反応や行動が変わってくることもあります。サイズ（大きさや高さ）や材質などを変えることで使ってくれる場合もありますので、トイレの場所をどう捉えているのかを探っていただきながら、うさちゃんの好みの環境を見つけてみていただく方法もあると思います。そしてトイレ以外でのおしっこや糞は、そのにおいを徹底的に取り除いていただくことになります。トイレの場所が一か所に決まっていない場合は、ケージ全体ににおいが残ってしまいがちですので、ケージのすのこや床材などは洗い替えを準備していただくことと、場合によってはケージ自体も洗っていただくこともあると思います。普段のお手入れには、消臭効果のあるスプレーを用いて、においを取り除いていただくこともできます。汚れをしっかり取り除いたあとの仕上げにスプレーを使っていただくことで、においが残りにくい環境を作ることができます。こちらもたくさんの種類がありますので、それぞれの商品の特徴をご覧いただきながら選んでいただくことになります。においが残っているからその場所をトイレとして使ってしまっている場合には、有効的だと思います。縄張りの主張として見せている場合は、においを取り除いても主張を見せることがありますので、その場合は縄張りを助長してしまう環境などがないかということを、うさちゃんを取り巻く環境全体に目を向けて探っていただくことにもなると思います。お年頃でもありますので、一筋縄ではいかないこともあります。うさちゃんの行動を更によく観察いただくことで、しつけに繋がるヒントなども見えてくることもありますので、諦めずに頑張っていただきたいと思います。