男の子同士のうさちゃんですので、一般的にはそれぞれの縄張りの中で過ごさせてあげる環境がよいとされています。その理由には縄張りや自分の強さを主張する行動が見られることがあり、喧嘩などに繋がってしまう場合があるからです。今回のうさちゃんはそれぞれ去勢済みであること、同じ年齢ではあるもののお迎えした時期が異なっていること、そして品種が違うことで体の大きさなどにも違いがあると思われます。先住うさちゃんが上位にたつ環境を作っていただくことで、上下関係がスムーズにいくことも多いですので、体の大きさなども相まってその関係性が見られている可能性は考えられると思います。後からお迎えされたうさちゃんもその点を受け入れていることで、喧嘩にならない状況が生まれているのかもしれません。もちろんお互いの性格によっては逆転の関係性が築かれる場合もありますので、お互いの様子をよく観察いただくことが重要です。頭の下に潜り込むこと（もしくは上位の者がもう一方の子の頭の上に顎をつけるなど）は上下関係の下位を示している可能性が大きいと思います。どちらからの主張なのかは一見してはわかりにくい場合もあると思いますが、お互いがその関係性を納得していることで、見られている状況とも捉えていただけるのではないでしょうか。また飼い主さんが感じられているように、甘えているということもあるのかもしれません。それぞれのうさちゃんの性格なども合わせて考えていただくことでも、行動の意味が見えてくると思います。成長も重ねてきたうさちゃん同士ではありますが、何らかの環境の変化などで見られる状況が変わることもありますので、一緒にさせる時にはこれまで通り見守っていただきたいと思います。