排泄された糞に変化があったようでしたので、お迎えした環境にも慣れてきている頃でもありますから、健康診断の機会を作っていただくことはよい時期だったのではないでしょうか。親身に診ていただけたようですが、うさちゃんにとっては大きな環境の変化を体験したといえると思います。初めての移動、初めての先生とその先生に診てもらうことなどは、これまでとは違った状況ですので、うさちゃんも驚いた部分があっただろうと予測できる部分もあると思います。抱っこについては、その行為に嫌な記憶が残っている可能性があるのかもしれません。また病院へ行くのかもしれないということを連想していて、それは嫌だと主張していると捉られることもあると思います。環境の変化によるストレスを感じていたといううさちゃんの気持ちを飼い主さんも受け止めていただきながら、状況にあった対応を取っていただくことが大事になってきます。抱っこされることに警戒しているからこそ、嫌がる様子を見せていますので、むやみに抱っこするのではなく、必要性のある抱っこにとどめていただくことも大事です。抱っこが必要な理由を話しかけながら、怖くないよということも伝えながら接していただくことになると思います。そして苦手な抱っこに付き合ってくれたご褒美も与えていただくこともよい方法です。牧草やペレットでもよいですし、おやつでもよいと思います。また撫でられるのが好きなうさちゃんならば、たくさん撫でてあげることもご褒美になります。うさちゃんの主張が見られてきたということは、少しずつ大人へと成長してきていることでもあると思います。これからもたくさんの行動が見られるようになると思いますので、うさちゃんがどう過ごしているのかということも引き続きよく観察いただきたいと思います。大人に向けて成長を重ねてきていても、まだまだうさちゃんにとって新しい生活がスタートしたばかりですから、うさちゃんの性格やペースなども見ながら焦らずに接していただくことになると思います。