ケージの掃除をした翌日に軟便が見られるようになったことが多いようですが、掃除以外に何か影響がないかという点も今一度探っていただきたいと思います。軟便が見られる時間帯やその前に取り込んでいる食事内容など、うさちゃんを取り巻いている環境全体も振り返っていただきたいと思います。ケージの中がきれいになることで、自分のにおいが少なくなった、なくなったと感じた場合など、縄張り意識が強い子などはにおいつけの行為を見せることがあります。またお年頃の年齢などに入ってきていれば、においつけの行為を見せ始めることも少なくありません。すのこが新しくなった際には、自分のにおいが全くない状況でもあると思いますので、齧ったり、においをつけたりして自分のものだという証を残すことも考えられます。ただ、このにおいつけの行為のために軟便が見られるということには疑問も残ります。別の理由があって見られているということも疑っていただくことが重要なのかもしれません。ちょっとした環境の変化を体験したことでもこれまでとは違った様子を見せるうさちゃんもいますので、どういった理由があって見られているのかをもう一度考えていただきたいと思います。軟便が見られた後に通常のコロコロの糞も見られる、一時的に軟便が見られるだけということであればまだ不安も少ないのですが、軟便が続くような場合は一度かかりつけの獣医師に診ていただくほうがよいと思います。体調に変化が見られることでも排泄される糞に変化がおきますので、その疑いがないかを直接診ていただいて判断していただきましょう。そして、掃除をしている時の飼い主さんを気にしている様子が見られていますので、きれいにしているんだよと声を掛けてあげることもよいと思います。何をしているのかということを言葉でも伝えていただくことで、うさちゃんとのコミュニケーションにもなります。声がけは信頼関係を築くことにも繋がることですので、よく話しかけてあげていただきたいと思います。