お迎えしたばかりの環境ですから、うさちゃんも新しい環境の中で快適に過ごすことを探っている状態と思われます。月齢がとても若いですので、トイレなども使っていなかったという可能性もあるかもしれません。その場合はトイレを覚えてもらえる環境をこれから作っていただくことになります。お迎え前にトイレも使っていたとなれば、その時のトイレと同タイプのものを与えていただくことと、ケージのレイアウトなどもその時の環境に近いように配置していただくことでも、うさちゃんが見せる様子が変わってくることもありますので、振り返っていただくこともよいのではないでしょうか。体もまだ小さいようですから、トイレのすのこに足が挟まってしまう状況もあるようですので、すのこの隙間が広くないタイプのトイレなども検討いただくこともよいと思います。またトイレ以外の場所で8割方おしっこしている様子があるようですから、この場所の環境をよく見ていただきたいと思います。ペットシーツを敷いているとありますが、このシーツを敷いた環境でおしっこしているならば、その環境がポイントなのかという点を探っていただけます。トイレにもシーツを取り入れていますので、シーツの上でおしっこすることを理解していれば、トイレのシーツの部分でもおしっこする様子が見られてきても不思議ではありません。トイレを移動した際にあちこちでおしっこしている様子からは、うさちゃんがトイレの場所がなくなったなどと捉えているような印象もあります。ケージの中の縄張りが、うさちゃんがおしっこしていた場所がトイレの場所となっていて、与えているトイレはトイレとしては認識していない可能性も考えられます。トイレに乗って寝そべる様子なども見られていますので、トイレをくつろぐ場所として捉えているようですと、おしっこする所を別の場所へと作ることも考えられますので、トイレ以外にくつろぐことができる場所を与えていただくことも必要になります。与えているトイレをどう捉えているのかという点と、どういったところをトイレとして使っているのかを探っていただくことが大事なのです。トイレの捉え方はうさちゃんそれぞれでも違っています。またそれまでどういった環境で過ごしていたのかということでも違ってくると思います。覚えてもらう時間も本当に様々です。うさちゃんが何を理由でその場所を選んでいるのかを探っていただきならが、対応いただくことになるのです。これまでいただきましたご質問では、トイレの高さや大きさが好みではなかったという場合や、トイレのすのこが金網かプラスチックなのかでも使い方が変わっていたり、牧草がある場所などと、うさちゃんそれぞれで好みも違うようです。また特に小さい時は、食べながら排泄することも少なくないですので、フード入れや牧草入れとトイレの位置関係を見直していただくこともよいと思います。食べながら排泄している様子がある時には、トイレに乗って食べることができる環境を作ってみることで、トイレへと誘導できるようになることがあります。お留守番の時間にどう過ごしているのかがわからないことではありますが、帰宅されて一緒に過ごしている時のうさちゃんの様子をもう一度よく観察いただいて、何がポイントとなっているのかを探っていただきたいと思います。まだ赤ちゃんうさぎですから、これからいろいろなことを覚えてくれる成長期でもあります。覚えてもらうにもそれぞれのうさちゃんのペースがありますので、そちらも受け止めていただきながら根気よく対応いただくことにもなると思います。頑張ってください。