トイレの場所が決まっていた環境から、その場所ではないところに見られているようです。またケージの外で遊んでいる場合にも、ケージのトイレには戻らずにその場でおしっこしている様子もあります。トイレの場所が定まらなくなった場合には、縄張りや自分の存在の主張として見せている、トイレの場所が元あるトイレではない場所へと変わってきているなどのことが考えられます。環境の変化などが要因となって行動が変わることもありますので、5月頃から見られ始めている変化ということですから、その前後のうさちゃんを取り巻く環境全体を振り返っていただくことで、理由となるヒントも見えてくるかもしれません。そして、ケージの外の場合、一か所などに集中しているならば、ケージの中ではなく遊び場の中にトイレの場所を決めてきていることも考えられます。一か所ではなくあちこちあらゆるところとなれば、においつけなどの意味として捉えていただけるのではないでしょうか。マウンティングの行為も見られていますので、2歳という年齢ですが遅まきながらの思春期が訪れている可能性もあります。行動が変化してきた理由が見えてくるようならば、それに沿った対応を取っていただくことで、行動がまた変化することはあると思います。また、与えている環境を今一度見直していただいて、うさちゃん専用の縄張りを与えながら行動の変化を観察いただくこともできると思います。そして、生殖器やお尻部分などが汚れていないかという点もご確認いただきたいと思います。病気などが隠れている時にも、トイレの場所が変化することもありますので、不安な点がある時にはかかりつけの獣医師にご相談ください。