盲腸糞を目にする日があるようですが、なぜ残ってしまっているのかを疑っていただくことは大事なことです。食べられない状態にあるのか、それともそうではないのかという点を探っていただきたいと思います。盲腸糞が見られる時とそうではない時の環境などに違いがあれば、そのことが原因として考えられる場合もあると思います。盲腸糞が出る時間帯に変化がないか、うさちゃんを取り巻く環境全体も合わせて振り返っていただきたいと思います。食事の時間が同じで、盲腸糞の出る時間帯が遅くなっているような場合は、ストレスなどの影響で消化機能が低下していることも考えられます。いつもとは違う状況になりますので食べ残してしまうこともあるかもしれません。そして、ネザーの場合の標準体重は1㎏程度ですが、それぞれの個体ごとでの適正体重も挙げられるのです。骨格や肉付きなどから目安となる体重が見えてきますので、こちらのうさちゃんの今の体重がベストであるのかという点も、一度診ていただくとよいと思います。ペレットの量については、今のうさぎ事情では、標準体重や適正体重の1.5％が一日量といわれている傾向があります。この量を朝夕の二回に分けて与えていただくことになります。1.5％の量よりも多いペレット量でもありますので、この量を見直していただくことももしかしたら必要になるかもしれません。一度獣医師や専門店でうさちゃんの成長状態を診ていただくこともよいと思います。そして、牧草も積極的に食べてもらえる環境を与えていただきたいですので、食事の内容全体も今一度振り返っていただくことも大事だと思います。診ていただく際に食事内容についても合わせてご相談いただくこともよいと思います。