撫でられるのが嫌?
現在、生後2ヶ月のネザ-ランドドワ-フの男の子がいます。お迎えしてから5日目を迎えました。とても好奇心旺盛であまり物怖じしない性格のようです。ケ-ジ内では、よく足を伸ばして寝転がったり、おもちゃで遊んだり、とてもリラックスした姿を見ることが多くなりました。毎朝の体重測定や掃除のために一度ケ-ジから出すようにしていて、そのためにうさぎさんを持ち上げる時や普段撫でようとすると後ずさりして嫌がる素振りを見せます。(その後の抱っこは暴れず大人しくしています)このまま怯えの対象となってしまいそうで不安です。一度体重測定など抱き上げたりするのはやめた方がいいのでしょうか?
お迎えしたばかりのようですが、新しい環境にもだいぶ慣れてきている様子が見られています。好奇心旺盛で物怖じしない性格ということもあるのでしょうが、足を伸ばして過ごす様子などは、今いる場所が安全だと認識できている証でもあると思います。ですが、体に触れられることについてはまだ慣れていない様子があるようです。抱っこについては、うさぎさんにとって捕まえられることですから、本能から苦手な行為ではあります。それでもケージからの移動や体のチェック、グルーミングなどに抱っこは必要不可欠な行為です。そのことはうさぎさんにも受け止めてもらう必要があります。うさぎさんが感じるストレスをなるべく軽減できるように、的確に抱っこするコツを見つけていただくことになります。練習を繰り返すということは、うさぎさんにとってもいやな体験となります。今抱っこが必要だという場面での実践を上手にできるように、練習相手にはぬいぐるみなどを使ってシミュレーションしていただくこともよいと思います。抱き上げる場所などの確認ができると思います。新しい環境の中でお互いが抱っこの行為に慣れていないことと思います。すぐに上手にできるならばとても喜ばしいですが、抱っこはうさぎさんと一緒に暮らす上での課題のひとつでもありますので、焦らずにゆっくりとうさぎさんのペースも見ながら取り組んでいただきたいと思います。また撫でられることについても時間をかけていただくことになると思います。撫でようとすると後ずさりする様子のようですから、飼い主さんの手に警戒している場合なども考えられます。抱っこされると感じているようならば、逃げる様子なども見られてくるのかもしれません。飼い主さんの手に慣れてもらえるように、手から牧草やフードを与えてみる方法も試していただけると思います。うさぎさんの頭の上や目の前から伸びてくる手ではなく、まずは美味しい物が届く手と覚えてもらうことでも、うさぎさんの反応が違ってくるのかもしれません。うさぎさんとの生活がスタートしたばかりですので、何事もこれからいろいろな変化があると思います。うさぎさん側の気持ちも感じながら接していただくことでも距離を縮めることができると思いますので、今後も引き続きよくうさぎさんを観察いただきたいと思います。
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