うさぎさんが見せる行動は、本当に様々です。お迎えされて半年が経とうとしていますので、うさぎさんも自分を取り巻いている環境を十分に理解していると思います。部屋んぽの際に飼い主さんの足元を回っている様子があるようです。自分の縄張りを探索中であれば、飼い主さんを含めた縄張りのチェックを行っているとも捉えられると思います。飼い主さんに興味を示している状況ではありますので、この場所は自分の場所という気持ちをもっているのか、それとも一緒に遊んでくれるの？という気持ちなのか、この状況の後のうさぎさんの行動によって意味がより見えてくると思います。どういった様子が見られるのかを改めて観察してみてください。そして、飼い主さんの側で休息する様子ですが、これはとても微笑ましいですね。ご家族には見せずに飼い主さんだけに見せること、徐々に距離を縮めながらすぐ側で休息することなどは、相手が誰かということを知った上で見せているのですから、この状況からもうさぎさんが懐いていると捉えられることでしょう。甘え上手のうさぎさんなどならば、後ろをついてきたり、撫でられることを要求したりといった行動が見られるのかもしれませんが、表現方法もうさぎさんごとで違っていても不思議ではありません。こちらのうさぎさんは少しずつ気持ちを行動で示してきてくれているようですから、そういった意味でも懐いてくれているといえるのではないでしょうか。警戒心を持っているならば、寄り添って休息するような行動は見られないと思います。ある程度の距離を取って過ごしたり、自分だけの縄張りであるケージの中で過ごすことが多く見られると思います。うさぎさんと触れ合うことだけがコミュニケーションではなく、同じ時間を過ごすことも立派なコミュニケーションのひとつではないでしょうか。飼い主さんの側で一緒に休むこともうさぎさんからの言葉と捉えていただいてよいと思います。