食欲旺盛でたくさん食べられるからこそ、その分の排泄もしっかりと見られている状況のようです。糞の量ですが、たしかに体重から換算すると平均を大きく上回っているようです。排泄物は食べたり飲んだりした量が反映されることでもありますので、食べている量もとても多いと捉えられるのかもしれません。一時期に体調不良の症状などがあったようですが、その時期を経て今現在のうさぎさんの健康状態がどうであるのか、かかりつけの獣医師からはどういった診断をいただいておりましたか？お腹が張っている状態なのか、それとも体重が増えてきているのか、ほかに原因があるのかなどこの点の違いでも対応が変わってくると思います。まだご相談していないという場合はぜひお問合せいただきたいと思います。そして今の体重や体格がこちらのうさぎさんにとってベストの状態にあるのかという点も知っていただくことが重要です。目安となる体重が見えることで、フードの量を見極めていただけます。以前は体重の3％程度が一日のペレット量といわれていましたが、近年のうさぎ事情ではこの適正体重の1.5％の量が一日のペレット量といわれてきています。フードをしっかりと制限して、イネ科の牧草をメインとした食事内容がとても好ましいことですので、この点もを見直していただくことでも糞の量や状態にも繋がってくることだと思います。大きくコロコロの糞がたくさん排泄されていることは、お腹の中に異物などもなく消化システムも順調に働いているからこその状況だと思います。こちらのうさぎさんに合った内容や量を与えているかということが重要なことですので、そちらをまず確認いただきたいと思います。そして食欲が旺盛すぎて体重が増えてきてしまっているような場合は、フードの内容もそうですが、牧草でもより低カロリーのものなどにも目を向けていただくことが必要になる場合もありますので、どういった内容がより好ましいのか、こちらのうさぎさんを実際に診ていただいてアドバイスをいただくとよいと思います。健康な体を維持するには、適切な量の食事と運動なども大事ですので、食事だけではなく生活習慣なども含めた環境全体を見ていただくことも大事になってきます。そして換毛期も迎えてきているようですので、抜ける毛を無駄に飲み込まないようにグルーミングのお手伝いを行っていただくことと、これまで同様に牧草を食べてもらえる環境も与えていただきながら、今後も糞の状態はもちろんですが、うさぎさんの様子に変化がないかを観察いただくことになると思います。