生後5ヶ月ということですと、体の成長もしっかりと遂げてきていることではないでしょうか。大人の仲間入りの月齢でもありますから、これから様々な行動の変化も見られるようになると思います。思春期が訪れる時期でもありますので、うさぎさんが自分の気持ちを行動などで示すようにもなってくると思います。もともとの性格も懐っこくおとなしい様子があるようですが、抱っこを嫌がるようになってきたことには、この思春期が関係していることが考えられると思います。本来うさぎは抱っこされる、捕まえられるということが本能から苦手ですので、その気持ちが行動に見られているのかもしれません。苦手だということを受け止めていただきながら、必要性のある抱っこだけは受け入れてもらえるような環境を作っていただくことが大事になってくるのです。名前を呼ぶと身を潜めるように隠れる様子もありますが、名前を呼びながら注意したり叱ったりしたことはありませんか？うさぎさんの中で嫌な記憶が名前と一緒に起きていたならば、名前を呼ばれる＝嫌なことがあると認識してしまっている可能性があると思います。そういったことがなかったか振り返っていただきたいと思います。また飼い主さんだけではなく他の人もうさぎさんに関わる機会があったりしていれば、その時の状況なども思い返していただくことでも、今回の行動の意味が見えてくると思います。そして体調が悪い場合も物陰に隠れるなどの行動が見られることがあります。食欲や排泄の状態、そしてうさぎさんの表情などもよく観察いただいて、少しでも不安があるという時にはかかりつけの獣医師に診ていただきましょう。健康診断を受けていただくことも年齢的によい時期です。これから診ていただける獣医師にうさぎさんを知っていただくためのよい時期ともいえると思います。