お迎えしたばかりの状況ですので、飼い主さんと同じようにうさぎさんもどういったところに来たのか、飼い主さんがどんな人なのかを探っている時期でもあると思います。元々大人しく人見知りな性格ということですが、お迎えされた環境には日に日に慣れてきている様子があるようです。ケージの中での過ごし方にも、くつろぐ場所の縄張りも見えてきているようですから、こちらのうさぎさんなりのルールなどが決まりつつあるのかもしれません。撫でられることを嫌がる時には、逃げる様子が見られます。リラックスしている場合でも逃げずにいるようですので、その状況を受け入れている様子です。怯えてじっと固まってしまっているのか、気持ちよいと感じてもらえているのかは、その時とその前後のうさぎさんの様子を観察いただくことで見えてくると思います。嫌だったならば、その行為から解放された時にすぐに逃げる様子や、ホッとしている様子などが見られると思います。すぐに毛繕いの行動を見せる場合もあるようです。また気持ちよいと感じてもらえているならば、目を細めていたり、歯を鳴らしたりする様子が見られます。小さくコツコツという音が聞こえたということが、この歯を鳴らしている様子とも捉えられるのですがいかがでしょうか。撫でた時に逃げるまでの様子ではないが、鼻で飼い主さんの手を押し上げるような様子が見られたようですが、この行為の後どう対応されて、またその後のうさぎさんの反応でもこの言葉が変わってくると思います。今は撫でられたくないという場合もありますし、撫でるのを止めないで続けてという、対極の言葉として捉えられることがあるのです。また撫でられる行為がいつものようではない、撫でて欲しいところとは違っているなどでも、違うという言葉となることもあると思います。この反応の前後のうさぎさんの様子と、飼い主さんの動向も含めて考えていただくと、その時の気持ちが見えやすくなると思います。飼い主さんの存在はしっかりと認識して少しずつその仲が築きあげられているようにも感じられます。うさぎさんの言葉は本当に様々ですし、ご家庭ごとで環境にも違いがありますから、こちらのお宅ならではのルールや環境を見つけていっていただきたいと思います。