お迎えしてから二ヶ月が経っているということですから、こちらのご家庭の生活リズムやパターンなども、うさぎさんは十分に感じ取っていることだと思います。ご家族の人に対して見せる行動が違うということは、それぞれの人をちゃんと認識しているといえるのです。誰が誰であるのか、そしてその人が何をしているのか、してくれるのかなども理解しているといえると思います。こちらにいただくご質問でも感じられますが、うさぎさんが女の子の場合、どちらかというと男性に対してより甘える様子を見せる傾向があるようです。ご主人に興味があることは見られる行動からも感じられますが、飼い主さんが感じられているようにもっとかまってもらいたいという気持ちも隠されているのではないでしょうか。うさぎさんの目の前に手を近づけることで噛もうとする様子があるようですが、この時の状況をもう一度よく思い返してみてください。急に目の前に手がくるようではうさぎさんもびっくりしてしまいます。話しかけながら同じ行動を起こすことでも、うさぎさんの反応が変わってくるのかもしれません。また自分の縄張りであるケージの中に侵入されるという警戒心なども持ってしまうのかもしれません。生後3ヶ月というそろそろお年頃ともなる時期ですので、思春期に見られる反応などとも捉えられる部分があると思います。撫でられることを受け入れていますので、嫌われているということはないでしょう。ただし部屋んぽの時にご主人の体の上に乗るということが頻繁に見られているならば、上下関係が逆転してくる可能性も考えられると思います。ご主人よりも自分の方が優位に立っているといった主張の場合もありますので、うさぎさんの行動や様子を見ながら対応していただくことも大事なのかもしれません。優位性を示しているような場合は、今後よりご主人に対して反応することも予測できますので、体の上に乗らないような環境を作りながら、接し方を見直していただくことでうさぎさんの反応を観察していただきたいと思います。