今回のご質問は夕方からの照明が必要かどうかということですが、リビングなどで飼い主さんと一緒に過ごしている状況であれば、おのずと明かりがついた環境で過ごすことになるのだと思います。その点からいえば飼い主さんがいる場所とは違った場所にうさぎさんがいる場合でも、明かりをつけて過ごしてもらうことでもよいと思います。昼は明るく夜は暗いという一日の流れを体感しながら過ごしてもらうことで、体内リズムが安定するともいわれています。うさぎはこの生活のリズムを大切にする動物でもあります。リズムが乱れることで消化吸収のリズムまで変わることもあるほどです。過ごしている環境の照明については、こちらのお宅のルールを決めてそのルールをうさぎさんに受け止めてもらうことでよいのだと思います。帰宅後照明をつけた中で過ごしてもらうことでも、飼い主さんが帰宅したという印ともなるでしょう。また照明をつけなかったとしても、遊ぶときやお世話する時に明かりがつくということで、飼い主さんが傍にいる時に明かりがつくということを覚えてくれると思います。うさぎさんの様子が、明かりがついている時とそうでない時にどう変わるようなのか、どう過ごしているのか、どちらの環境の方が安心している様子があるのかということから判断していただくことでもよいのかもしれません。うさぎさんそれぞれで好みの環境も変わってきます。個性も重視していただきながら飼い主さんにとっても無理のない環境にしていただくことでよいと思います。