傷などは見られていないようですから、今後の食事管理と体重、体調の観察を行っていただくが必要のようです。万が一傷が見られるようになった場合には、かかりつけの獣医師にもきちんと診ていただいてください。また食事内容だけではなく飼育環境にも目を向けていただくことも必要になると思います。齧るという行為だけに気を向けることのないよう、他に興味を持つことができる環境を与えていただくこともよいことです。体や毛を齧るのではなく、他に齧って遊ぶことができるものに興味を示してもらえるよう環境を与えてみていただきたいと思います。食べるということに気を向けることもよいですが、体重管理を考えると食べ放題でも問題のないイネ科の牧草で、よりカロリーの低いものを選んで与えていただくこともよいのだと思います。また牧草やわらなどでできたおもちゃでもよいのです。遊ぶことでも体を動かすことにも繋がりますので、エクササイズにもなると思います。遊ぶ、体を動かすということに気を向けることができる環境を与えていただいて、どういった反応が見られるのかを観察していただくことになると思います。また飼い主さんが時間を取ってあげられるのであれば、お相手してあげることもよいのかもしれません。体重が増えたことから首のまわりに肉垂ができその部分が気になっているともいえる状況ですので、すぐその部分が気にならなくなるということは難しいですし、逆に急激に痩せるような状況も体の為にはよくありません。観察していただく時間も必要ですので焦らずに対応していただくことも重要です。傷だけに限らずに皮膚の状態なども見ていただいて、少しでも不安がある症状が見られた時には獣医師にご相談ください。