寝床を新しくしたのですが・・
いつもお世話になります。うさぎへの寒さ対策で質問があります。うさぎを茶の間で仕切りをつけて放し飼いで飼っていて、初めて我が家で越冬します。去年の11月くらいからペットヒーターを当初から寝床にしていたケージで使うことにしました。気難しい子なので最初は囓られたりしましたが、慣れたと思います。そして秋になりプラスチック製のボックス型のカゴにヒーターを移動したら気に入ったのか眠るようになりました。いよいよ寒くなってきたので、猫や犬用のフリース素材の体が悠々に入るくらいのハウスを購入し、その中にペットヒーターを移動しました。いわば寝床を変えたということです。基本、新しい物が入ると嫌がる子なので当然と言えば当然なのかもしれないのですが、中々寝床として認めてくれません。何とか中が「暖かい場所」だということを教えたくて、1日に意識的に中へ入れてみたりしています。ご飯の餌箱をそのハウスの真ん前に置いて、中に入って食べる状態にしたのが良かったのか中に入って食べるようになりましたが、それだけです。うさぎのいる場所はフローリングでケージ、テーブル、元々寝床にしていた小さいプラスチックのカゴ型のボックスで、暖かい場所は新しいハウスのみです。うさぎにとって猫や犬のように柔らかい素材のベッドは好みではないのですか?日中居眠りをする時は陽射しが入る場所のせいか、陽射しが当たった暖かい床でうさもちになって寝ています。真夜中はどうしているのかわかりません。私が朝起きた時にはすでに起きていて、定位置(ハウスの横)で待っています。うさぎは暖かい場所があることってわかっていると思いますか?もう少し様子を見るか、カゴ型ボックスに戻した方が良いのか悩んでいます。(一部中略)
うさぎさんにはそれぞれの好みというものがあります。個体差の違いがありますので、この環境がよいという場合でもそうではない別の環境に興味を示すこともあります。この個体差の違い、好みの違いを見極めていただくことができれば、それぞれのうさぎさんが思う過ごしやすい環境を与えていただけるのだと思います。また新しいものに警戒する傾向がありますので、飼い主さんがより快適な環境を与えようとした場合でも、なかなか受け入れてくれない場合もよくあることです。この体験は今回の飼い主さんも実感されていると思います。プラスチック製のかごについてはすんなりとその環境を受け入れてくれたようですので、うさぎさんの好みだったのでしょう。素材のほか、大きさなども影響していることがあります。うさぎは狭い場所や暗い場所も好きですので、このかごの大きさが正確にわかりかねてしまいますが、うさぎさんにとってとても快適な広さという可能性は十分に考えられます。新たに与えた寝床が広々としているようですので、素材だけではない大きさがこちらのうさぎさんの好みのポイントなどとも考えられるようではないでしょうか。またうさぎさんにとっての暖かい場所や、過ごしたいと思う場所は、与えられた環境の中でそれらの場所を自由に移動できるならば、自らがその場所を選んで過ごしていることでもあります。うさぎさんが過ごしている場所の室温や湿度などがどの程度であるのかを改めて確認していただくこともよいと思います。寒いのではと思っていた環境が、うさぎさんにとってそうではないと感じている可能性もあります。そうなると暖を取ることができる場所ではないところで過ごすことが快適だという場合もあるのではないでしょうか。どの場所にどういったものがあるのかということは、うさぎさんもちゃんと認識していると思います。その中でどう過ごすのかを選んでいると捉えていただけますので、もう少し様子を見ていただくことでもよいと思います。またこれまでの寝床となったプラスチック製のかごについて、どういった反応があるのかを改めて観察していただきたいと思います。うさぎさんにとってこの場所が寝床だと捉えているならば、この場所こそうさぎさんが安心して過ごす場所だといえるのではないでしょうか。かごを齧るようなことがないのであれば、安心してその場所で過ごしてもらえるわけですので、うさぎさんの反応を見ながら好みの環境を与えていただきたいと思います。
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