部屋んぽの時トイレ以外でおしっこするようになった
家に迎えて約7ヶ月、年齢8ヶ月のミニウサギを飼っています。決まった時間に部屋んぽに出していて、部屋に出た時のトイレの場所もあり、おしっこはそこでしています。しかし、最近トイレ以外の場所(部屋の隅、コタツ布団の上など、場所はいろいろ。)でおしっこをしてしまうことがほとんどです。トイレ以外でおしっこをした時にはすぐにケージに戻し、ダメなことだと叱るのですが、なかなか以前のようにトイレでしてくれません。また、ケージから出てすぐにおしっこをした時は10分も経たずに入れてしまうことになり、部屋で遊ばせてあげることもできません。やはり、おしっこはトイレでということをしつけるためには、トイレ以外でおしっこをした時はすぐケージに戻すべきなのでしょうか?
部屋んぽの時のおしっこする様子に変化が見られてきているようです。うさぎさんの年齢的にも思春期を向かえていても不思議ではないですので、ただ単におしっこしているということでなく、縄張りなどの主張として見られている行動とも捉えていただけるのではないでしょうか。大人の仲間入りをすることで、自分の縄張りや強さを示すためににおいつけの行動を取ることがあります。ケージ以外の部屋んぽの環境の中にもトイレの場所があったという場合でも、縄張りや優位性の主張をとる必要がある環境になっているならば、決まったトイレ以外の場所を使うことはあると思います。特に飼い主さんのにおいが強くあるところに自分のにおいを付けて、この場所も自分の縄張りだと主張することがあります。ソファーやベッド、座布団などのほか、今回のようにコタツ布団にも見られることは予測できます。トイレではない場所でおしっこしてはいけないということを認識してもらうために、粗相が見られたらケージに戻すとことを繰り返すことで、なぜ戻されたのかということを学習してくれるようになります。対応策のひとつですが、与えている環境やその時の状況によって対応方法は他にもあると思います。例えばどこでも好きなところでおしっこしてもよいという寛大な気持ちがあるのであれば、ケージに戻さずに決まった時間遊ばせるという方法をとる場合もあるでしょう。飼い主さんがどうしたいのかということから、取るべき対策が見えてくるのだと思います。ただし、与えている環境を今一度見つめていただくことは重要です。においつけの行動を見せているということは、そうする必要性をうさぎが感じているからこそ見せている行動ともいえるのだと思います。うさぎの縄張りが不明確になっていて、より自分の縄張りを拡大しているとも考えられます。いろいろな場所へ行くことができるからこそ、それぞれの場所でおしっこしてしまうという解釈もできるのです。サークルなどで予め決められた場所を縄張りとして与えることで、その中でトイレの場所を決めるようになります。においつけの行動を助長しない環境を考えていただくことも重要ですので、うさぎさんを取り巻く環境を見直していただくことも考えていただきたいと思います。またうさぎの場合興奮することでもおしっこがでてしまうことも少なくありません。こういった現象があることを受け止めていただきながら、決まった範囲の遊び場を与えるとなれば、汚れてもよい環境に整えやすいことにも繋がります。うさぎさんが見せる行動をよく観察していただくことと、飼い主さんがどう導きたいのかということも合わせながら対応策を見つけていただきたいと思います。
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