下痢の症状が見られている様子ですが、その症状が見られるようになってお尻に毛玉が見られているようです。毛玉になったところは、慌てずに毛先のほうからほぐすようにしていただくことが基本となります。放置してしまうことで、ほぐしにくい状況や毛玉が大きくなっていく可能性がありますので、見つけた時にお手入れしていただくことが望ましいと思います。毛の塊の大きさを見ながら、玉になっている部分の絡んでいる毛をゆっくりと引っ張りながらほぐしていきます。この時毛玉の大きさが2㎝以上の大きさになってしまっている場合は、毛玉を二つに割って行っていただくこともあります。手で縦割りにしていただきますが、はさみを使うことが怖くない場合は少しだけ縦にはさみを入れて同様にほぐしていただくことになります。お尻付近を触られることや、抱っこ自体も苦手なうさぎのことですので、毛玉を取るというこの行為もストレスとなることは考えられます。短時間で的確に行うことが難しい場合は、専門店にお願いいただくこともひとつの方法です。うさぎの毛の状態によっては体の毛をカットとして、より快適に過ごすことができるスタイルに整えてくれる場合もあるようです。バリカンを使っての整え方もあるようですが、じっとしてくれないうさぎさんでもありますので、危険のないよう慣れた方にお願いしていただくことがよいと思います。またカット前後でうさぎさんを取り巻く状況も変わります。どのぐらいの量をカットしたのかということでもうさぎの体感温度に変化があることも考えられますので、室内環境を適した状況に整えていただく配慮も必要になると思います。専門店にお願いする時には日頃のケアの方法などもお聞きいただけるよい機会となると思います。ぜひご相談ください。そして今回は下痢の症状があるということがポイントです。野菜を続けて与えていたことが原因として挙げられるようですので、与える量と頻度をきちんと管理していただくことが重要なようです。適した量を与えていただくこと、継続して与えないことで下痢の症状が見られなくなるのかを観察していただくことになります。改善してもまだ症状が続くような場合は、他に原因があるということも考えられますので、かかりつけの獣医師にしっかりと原因を追究していただくことも必要になると思います。