新人さんが迎えられたということですので、これまで過ごしていた環境と違っていることを、先住うさぎも十二分に感じていることだと思います。複数のうさぎと暮らす時には、それぞれの縄張りを与えていただくことがよいと思います。普段過ごすケージはもちろんですが、ケージの外に出た時にもその縄張りが明確であるほうが、問題行動に繋がりにくいといえると思います。もちろんそれぞれのうさぎの性格などによって、仲良く一緒に過ごす様子を見せることもありますが、そうではなく喧嘩などに繋がりケガの可能性などもあることを想定した対応を取っていただくことが必要なのです。先住うさぎさんもお年頃の年齢でもありますので、新たなうさぎの出現で縄張りや優位性を示すようになる可能性もあります。予測ができることを事前に防いであげることも飼い主さんの役目といえると思います。同室で過ごさせるということが前提であるならば、部屋んぽの際には一緒にさせないように配慮してあげることが必要になると思います。片方が遊んでいる時に、目隠しをしてあげることもひとつの方法です。においや音などでも他者の行動は察知できますが、視覚を遮ることだけでも感じるストレスが軽減する可能性はあります。また、行動範囲もあらかじめ決めて与えてあげることもよいと思います。先住うさぎを優先にした環境で、その上下関係を飼い主さんが決めて示すということにもなると思います。ただ、後からお迎えしたうさぎが成長した時に、縄張りや優位性を示す行動を見せることもあると思います。性格などもこれから見えてくることだと思いますが、主張をする子の場合は対応策も必要になってくる場合もあります。同等の関係をつくることが必要になる場合もあるでしょうし、逆に反転する可能性もあるのかもしれません。このことはそれぞれのうさぎの性格と、与えている環境によって本当に変わってきますので、その時の状況を見ながら判断していただくことになります。先住うさぎを優先した環境という心がけをされていらっしゃいますので、その環境作りでどういった反応がうさぎ達から見られるのかを探っていただきます。その反応を見ながらこちらのお宅のルールを見つけていただくことになるようです。