うさぎさんにとっての理想の食事は、豊富な繊維質をもつ牧草と栄養素をしっかりと取ることができるペレットが中心となります。これに食事の幅を持たせてあげられるよう、野菜や果物など量を制限して与えていただくことになります。今回のうさぎさんは生後5ヶ月頃といったところのようです。このぐらいの年齢になると、大人うさぎと変わらない体付きになっているようではないでしょうか。与えるペレットの量も適量に制限していただきながら、牧草をいつでも食べることができる環境にしていただく時期に入ります。そしてその牧草はイネ科の牧草になります。このイネ科の牧草がこちらのご家庭には問題点として挙がってきてしまうようです。アレルギー症状を持ちながらでも、上手に過ごしていらっしゃる方々もいらっしゃるようですので、症状の状態なども関係していることですから安易に申し上げられないこともありますが、うさぎさんの飼育環境や牧草の与え方などに工夫をしていただきながら、どういった状況ならば共存できるのかということを見つけていただきたいと思います。うさぎの食事として考えると、イネ科の牧草を食べ放題の環境にしていただきながら、必要な栄養素を適量与えていただくということが基本ではあります。マメ科のアルファルファ牧草の場合は栄養価が高いですので、子うさぎなどの成長期や繁殖期などの十分な栄養が必要な場合にはとても適している牧草です。ただし、うさぎにとってタンパク質が多すぎることや、カルシウム量も多いことから、与える量をしっかりと制限していただくことが必要な牧草なのです。通常はおやつやご褒美程度の与え方が望ましいですので、今回のうさぎさんの年齢などを考えるとメインとして与えるには適していないといえるようです。草食動物のうさぎにとっては、豊富な繊維質が必要なのです。牧草をメインにして与えていただきたいということにはそういった意味があります。牧草をアルファルファのみを与えるということでは、うさぎにとって必要な繊維質がかなり不足することが考えられます。うさぎさんにとっても食事はとても大事なことですので、その点も十分に理解していただきながら、どうすることができるのかを考えていただきたいと思います。うさぎさんの過ごす場所を、ご家族の皆様が過ごす場所ではないところなどに検討していただくこともひとつの判断になるのだと思います。またチモシー牧草もペレット状に成形したタイプがあります。こういった牧草ですとアレルギー症状が出にくいといわれていますので、選び方や与え方を工夫していただくこともご検討いただきたいと思います。出来る限りの環境をつくり、ご家族の症状がひどくならない環境を探っていただくことになるようです。牧草に関しては先ほど申し上げたペレット状に形成したもののほか、なるべく粉っぽくないタイプの牧草を選んでいただくことがよいと思います。ご購入される際に牧草がどういった状態かということをお問い合わせいただくこともよいと思います。そして症状をもつご家族には、掃除や牧草を与える役などはなるべくさけていただいて、掃除後や牧草を与える前などの時間にうさぎさんと触れあっていただくことがよいのかもしれません。また、その時も症状に合わせて、マスクやめがね（ゴーグル）などを取り入れていただいて、触れあった後もしっかり手荒いうがいを行っていたくことも必要なのだと思います。また、牧草の花粉などのアレルゲンが部屋に滞らないようにしてあげることもよいと思います。空気清浄機などには、このアレルゲンを除去してくれるものなどもあるようですから、是非お調べいただきたいと思います。出来ることはなにかということを考えていただくことと、うさぎさんに与える食事の内容の意味なども考えていただきながら、よりよい環境を作ってあげられるよう考えていただきたいと思います。

当店ＨＰ取扱い商品　Pere☆Bokuダブルチモシー（商品番号7592）紹介ページ
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