生後6～7ヶ月となれば大人うさぎの仲間入りをしている月齢です。縄張りの主張や自分の強さをアピールしてくることも予測できる時期でもあります。オスの場合は特にこの縄張りや優位性の主張を見せることが多いですので、一緒の環境にすることでお互いがその主張を見せることが考えられます。本能や習性から自分の縄張りを主張する、守る、上下関係を示そうとするということが予測できることですので、そうなれば喧嘩につながる可能性もあるということを飼い主さんが認識していただくことが必要なのです。去勢手術を行うことで縄張りを主張することが減ったり、攻撃性が減ることがあります。また早く去勢することで他のうさぎに対して寛容になることもあるようです。ですがこれにも個体差が見られることでもあり、また与えている環境やその他の理由によって行動に大きな変化が見られない場合もあるようです。去勢手術には生殖器系の病気にかかりにくくなるという大きなメリットもありますので、選択肢のひとつとなることではあります。ですが手術をしたからもう喧嘩はしないということではなく、喧嘩をしないで済む環境を与えてあげるということが大前提となるのです。それぞれのうさぎさんにそれぞれの縄張りを与えていただきたいと思います。ケージを別々にすることはもちろんのこと、遊ばせてあげる時にも一緒にしないでそれぞれの縄張りを与えていただきながら、様子を観察していただくことが重要なのです。うさぎさんに与えている環境なども含めて、もう一度かかりつけの獣医師にもご相談いただきながらご判断いただきたいと思います。