ひとり暮らしの環境とは違ってご家族と共に生活を送られている場合には、うさぎさんに関わる人が複数いることになりますので、それぞれの違いを認識していることだと思います。こちらのご質問にもいただきますが、家族それぞれの人によってうさぎさんが見せる態度が違っているということもよく聞かれる話です。目で見て確認しているほか、においも異なっていると思いますし、また声などの音にまつわる違いでも見定めていると思います。上下関係は、うさぎさんを取り巻く環境とそれぞれのご家族の接し方によって、うさぎさんが順位づけしていることも少なくありません。またご家族同士の間柄ということも、うさぎさんは感じ取っていることがあると思います。ご家族の中での順位を感じて、それにうさぎさんも行動を見せている部分もあると思います。うさぎさんが苦手な抱っこができるということは、この人にはかなわないと捉えているともいえるのではないでしょうか。逃げることができる相手であれば、どんなことをしても抱っこから逃れるはずです。苦手な抱っこができるということは、うさぎさんよりも優位にいるとも捉えられ、今回ご質問をいただいた飼い主さんが実質上位にいるといえるのではないでしょうか。うさぎさんから見た時、息子さんはこのような順位ではないといえるのだと思います。特定のものを特定の人からならもらうということは、もともとその物が苦手ということでないならば、これはこの人からもらうものとでもうさぎさんが認識しているのかもしれません。自分が差し出したものを食べてくれないということで寂しい気持ちもあるようですから、ここは担当をわけるなどして対応してみていただくこともよいと思います。息子さんを守ってあげている立場にいるわけですから、ある意味ご質問をいただいた飼い主さんの下位にいる状況ともいえると思います。うさぎさんにとっては同じ仲間として捉えているか、はたまた自分よりさらに下位に捉えているのかといったところなのかもしれませんね。